すぐできる!子どものやる気の引き出し方!

教育

グッデイ!ディズニーパパの教育系ブログへようこそ。

2023年上半期ベストと呼べる本に出会いました。

巻末には、

すでに本書を手に取られている段階で、お子さんへの愛情があります。その愛情さえあれば子どもはすくすく育っていきます。

出典:声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方 p.237

とあります。

親の行動さえも賞賛してくれています。

お世辞抜きに一家に一冊置いておきたい書籍でした。

※ちなみに案件ではありません。

今回はこちらの本を深掘りしていきたいと思います。

今回の参考書籍

今回の参考書籍はこちら。

はっきり言ってこれは買って損はありません。

私も大概1回読めば頭に入ってしまうのですが、これは子どもの成長のたび、自分自身の成長のたび、事あるごとに読み返したい本だと思いました。

目次はこちら。

ステップ1 自分に気づく

ステップ2 実態を知る

ステップ3 言葉を変える

ステップ4 仕組みをつくる

ステップ5 習慣化する

ステップ0 信頼関係を取りもどす

「自分」からスタートしているのが良いですね。

相手を変えるにはまず自分から。

とても理にかなっているし納得感があります。

素晴らしい本なのですべてをご紹介したいところですが、

それでは著者さんへの収益がいきませんので、一部をピックアップしてお伝えします。

ステップ1 自分に気づく

参加者Aさん ウチの息子は、集中力がないんです。机に向かっても、落ち着きがなくて。宿題もなかなか進まなくて、毎日困っています。

石田(私) そうなんですね。ちなみに息子さんって、ゲームはしますか?

参加者Aさん します、します。それも困っていて。何時間でも、ず~っとやっているんですよ。

石田(私) えっ、息子さん、集中力あるじゃないですか!

参加者Aさん あっ・・・!

この会話を聞いて「参加者Aさんって私のことでは?」と思ってしまった方、きっと多いのではないでしょうか。Aさんは、お子さんの集中力がないと悩んでいました。でも、このお子さんは物事に集中して取り組む能力を持っているのです。なぜならその証拠に、ゲームには没頭できているわけですから。

この場合、「集中力がない」わけではありません。厳密にいうと「親が望むこと(宿題や勉強など)への集中力がない」というのが正しい見立てでしょう。ですから、やみくもに「子どもの集中力を上げよう!」としても意味がありません。「ゲームに集中できる息子が、なぜ宿題や勉強には集中できないのか?」を考えていく必要があります。

出典:声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方 p.20-21

「思い込み」って怖いですよね。

勉強に集中できていない=集中力がない

こう思ってしまうことが多いと思います。

仮にこう思った場合、集中力を鍛えよう!となり、それに向けた打ち手を講ずることになります。

きっと無駄ではないと思いますが、課題解決には遠回りですね。

しかし上記のように一つひとつ丁寧に掘り下げていけば、何が課題かがわかります。

きちんと課題を描写することから始めよう、というのが本項の主旨です。

この思考の整理のあと、

「やる気を引き出す親度チェックリスト」

があります。

このチェックリスト、私もやってみました。

結果は24点。

30点以下

現時点で、すでに子どものやる気がかなり引き出せています!

ここから先のページは、ご自身ができていることを確認するためにパラパラと流し読みしていただくだけで構いません。子どものやる気を引き出せないと悩んでいる方に、ぜひこの本を譲ってあげてください!(笑)

出典:声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方 p.47

最高評価でした。

ディズニーパパの教育系ブログ主宰者として自信が持てます。

ちなみにぞれぞれの合計点数は以下の通り。

31点~35点 子どものやる気を比較的引き出せる傾向にある

36点~39点 平均的な対応

40点~44点 子どもの意欲をなくさせている言動が比較的多い

45点以上 子どものやる気をなくさせる心構え、声かけ、対応が目立つ

皆様も是非本書をご購入の上、このチェックリストにトライしてみてくださいね。

これで現時点での自分の課題に気付けるはずです。

いかがでしたでしょうか。たとえ今、合計点が高かったとしても、子どもの意欲を失わせているという判定が出てしまったとしても、心配しないでください。子どものやる気を引き出す達人は、ごく少数です。

ステップ1で自分自身の現状を知り、十分に落ちこむことが、ある意味重要なのです。子どものやる気を引き出すための心構えとスキルをこれから学んでいきましょう。

出典:声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方 p.49

現状把握からすべては始まります。

この本を読み進めていくと「自分自身はダメな親だ」と失望することがあります。

しかし、冒頭敢えて記載しましたが、

すでに本書を手に取られている段階で、お子さんへの愛情があります。

その愛情さえあれば子どもはすくすく育っていきます。

この瞬間は失望して良いと思います。

しっかりとこの本を読み進めて、少しでも前に進みましょう!

ステップ2 実態を知る

「そもそも、子どものやる気を引き出すことなんてできるの?」

この本を手にした方の中には、そんな疑問をお持ちの方もいると思います。鋭いです。やる気とは、自ら進んでなにかをやろうとする気持ちのこと。‟自ら進んで”というところがポイントになります。やる気を出させようと誰かに無理やり促された結果生まれたものは、もはや‟やる気”とは呼べないのです。

つまり、子どものやる気を無理やり引き出そうとしてはいけません。ここに親側の大きな誤解があると感じています。では、子どものやる気を引き出すために、親にできることはなにもないのでしょうか。実は、それもまた違います。

やる気を無理やり引き出すことはできませんが、「親がこうした心持ちや態度いるとなぜか、自然と子どものやる気が出てくる」ということがあるのです。

ちょっとした違いですが、大事なことです。子どものやる気が出やすい環境や状況をつくることはできる、ともいえます。

第2章では、そうした「子どものやる気を引き出す親の特徴」を分析し、ご紹介します。

出典:声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方 p.52-53

「ステップ1 自分に気づく」でいろんな気づきがあったかと思います。

チェックリストの点数に一喜一憂した方もいたかと思います。

ここでは成功例の明示があります。

詳細は割愛しますが、「子どものやる気を引き出す親の特徴」がまとめられていますのでみていきましょう。

「子どものやる気を引き出す親」の5つの特徴

1.子どもの心の状態を見ている

2.現状の子どもから「1ミリ前進」することを考えている

3.子育て・教育情報はあくまで情報として受けとり、振りまわされない

4.子どもの成長を長期的視点で見ている

5.長所を伸ばすことがやる気を引き出すコツであることを知っている

いかがですか?

親として、

私、もうやっていることばかり!なのか

私、ぜんぜんやれてない・・・なのか

意見が分かれるところかと思います。

しかし、私がここで良いなと思ったことはどれも再現性があるということです。

巷にあふれるありきたりな教育メソッドは〇〇するべし!という風に書かれていることが多いです。

それはそれで刺さる人もいるでしょうが、再現性がないことが多いです。

こちらで紹介されている事柄は抽象的かもしれませんが、心の持ちようとしては十分です。

刺激的ではないため、刺さらないから忘れがちになってしまう可能性がありますが

メモをしていつでも振り返れるようにしたい言葉ですね。

ステップ3 言葉を変える

ステップ3からは、いよいよ実践編です。子どものやる気を引き出すために、親の日常の声かけを変えていきます。(中略)

私は、子どものやる気を引き出す言葉を、「魔法の言葉」、子どもの意欲をなくさせる言葉を「呪いの言葉」と呼んでいます。毎日毎日、呪いの言葉をかけつづければ、じわじわとやる気が削がれていき、自己肯定感まで低くなってしまう、ということもあるのです。(中略)

毎日、自分が発している言葉に耳を澄ましてみましょう。もしも、子どものやる気をなくさせる言葉を使っていたら、子どものやる気を引き出す言葉に変えていきましょう。言葉を変えずに、「子どものやる気をなくさせる言葉をやめる」だけでも、少なからず影響があるはずです。

出典:声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方 p.86-88

子どものやる気をなくさせる12の言葉

1.「まだできないの?」

2.「早くしなさい」

3.「何度も言わせないで」「さっき言ったでしょ」

4.「がんばりなさい」「努力が大切だよ」

5.「みんなやっているんだから」「お姉ちゃん(お兄ちゃん)はちゃんとやっていたよ!」

6.「センスないね」

7.「そんなことやっても意味がないよ」

8.(嫌味っぽく)「いつになったらやるのかな~」(皮肉っぽく)「ゲーム、楽しそうね~」

9.「自分でやってごらん」

10.「そんなにやりたいんだったら、やれば!」

11.「いい加減にして!」

12.「やるべきことをやってから、ね」

言葉だけをピックアップすると、それ言っている!ということもあるかと思います。

注意事項として、筆者はこう言っています。

子どもは声をかけられたとき、「言葉の意味よりも、言葉に乗った‟感情”を受けとっている」ということです。

つまり、どんな言葉を選ぶかと同様に、どんな話し方をしているのかが大切になります。

ポジティブな言葉も怒った口調でいえば、子どもには怒りのメッセージとして残ります。ネガティブな言葉を使ったとしても、親がそれほど重く考えておらず、ふわっと軽く伝えれば、否定的な要素は弱まります。親の気持ちは恐ろしいほどストレートに子どもに伝わっていると思ってください。

出典:声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方 p.89

言葉のチョイス×感情で、子どもの気持ちの持ちようも変わるということを覚えておきたいですね。

逆に子どものやる気を引き出す12の言葉をご紹介します。

子どものやる気を引き出す12の言葉

1.「いい感じだね~」

2.「センスあるね~」

3.「すごいね~」

4.「ありがとう」

5.「うれしい」

6.「助かった」

7.「着実に前進しているね」

8.「まずは5分だけ、やってみたらどう?」

9.「別にいいんじゃない、やらなくても・・・」

10.一歩先のことを伝える「早く起きなさい」→「ごはんできたよ」

11.「カンタン、カンタン!」

12.「どうしたい?」

これらの言葉も是非、子どもの目を見て、心を込めて言ってあげたいですね。

ステップ4 仕組みをつくる

いよいよ仕掛けていきます。

仕組みを理解してやれることからやっていきましょう。

ステップ3で習得したやる気を引き出す声かけは、子どもの行動を促すきっかけづくりとしてとても有効です。日常的に使っている言葉を、‟やる気をなくさせる言葉”から‟やる気を引き出す言葉”に変えていくことで、子どもの心はどんどん上向いていきます。

そこで次はステップ4として自然とやる気がわいてくる<仕組みづくり>にチャレンジしてみましょう。本章では筆者を含め、さまざまな指導者たちが活用している、子どものやる気を引き出す12のメソッドを紹介します。

出典:声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方 p.140

子どものやる気を引き出す12のメソッド

1.必ずできることを積み重ねる(成功のリハビリテーション)

2.楽しそうにやっている人を見せる

3.子どもが好きなことを‟さらに”やらせる

4.子どもの興味・関心とリンクさせる

5.行動の「はずみ車」をまわす

6.中途半端に終わらせておく

7.効果・結果が出るやり方を教える

8.未来への希望を感じさせる

9.選択の自由を与える

10.人に教える

11.子どものタイプに合った対応をする

12.関与しない

私は特に、

3.子どもが好きなことを‟さらに”やらせる

4.子どもの興味・関心とリンクさせる

の手法を良く使います。

上の子は日本の歴史が好きです。

その理由は良くわかりません。

私が神社とかに良く連れて行くからなのか、

テストで良い点が取れたからなのか、

はっきりしません。

しかし日本の歴史が好きなのは間違いないです。

だから誕生日に日本の歴史のマンガを買い与えましたし、

出掛けるたびに様々な神社仏閣に連れて行きます。

勉強・マンガ・現実世界

すべてがリンクして良い循環が起きていると思います。

良い仕掛けが出来たと思っています。

8.未来への希望を感じさせるのコマでとても良い文章がありましたので引用します。

『人はなりたい自分になれる』という話があるけれど、実はそれは本当なんだよ。自分がどうなりたいかを決めると、人はそこに向かうようにできているんだ。たとえば学校の成績で最高ランクの『5』を取ると決める。すると、『5』を取るための情報が向こうから跳び込んでくるようになる。

もしかしたら『テストに出るから重要だよ』という先生の言葉を聞き逃さなくなるかもしれない。外食しているときに、たまたま隣に座った東大生が効果的な勉強法について世間話をしているかもしれない。『5』を取ると決めなければスルーしてしまっていた言葉や情報を、しっかりキャッチできるようになるんだ。

これには学術的な根拠がある。僕たちの脳にはフィルタリング機能があって、必要なものは目にとまり、記憶されるけれど、不必要だと判断したものはすべてスルーしてしまうようにできている。決めることによって、手に入れられる情報量がかなり違うんだよ。ただ、受験の場合は、自分で決めても、間に合わない可能性がある。だから、できるだけ早く決めることが大事なんだ」

このような話をすると、最初はやる気がなさそうに参加していた子も、目を輝かせはじめます。心に灯がともります。優等生タイプもやんちゃタイプも、普段は学校に通えていない子も驚くほど例外なく、みんなやる気が出てきます。

そのとき私はいつも「本当はやる気のない子なんていない」と実感するのです。

出典:声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方 p.157-159

神社仏閣の話をしたついでに、改めて神社仏閣の話をすると

子どもと神社仏閣に行くことをお勧めします。

なぜなら神様仏様にお願いをしますよね。

それが一番の願いのはずです。

「何をお願いした?」って聞いてみると良いです。

「マラソン大会で〇位が取れますように」

「ピアノの発表会で上手に弾けますように」

などを教えてくれます。

しっかりチャレンジしていることを、お願いしていることが多いです。

神社仏閣でお願いする事なんて1つや2つですよね。

要はそれで思考の優先順位が整理されます。

親はそれに向けてサポートするだけです。

神社仏閣に子どもと行くことはお勧めですよ!

ここの神様は〇〇で、とか

ここの神社はこういう歴史があって、とか

語れるとカッコいいですよ!

そして願いが叶ったらまたお参りにいきましょう。

神社仏閣はこのように昔から日常生活に溶け込んでいました。

大切にしたい日本文化ですね。

ステップ5 習慣化する

仕掛けをして、「これって良いじゃん、良い流れ!」となったらそれをきちんとキャッチして習慣化させていきましょう。

習慣化さえできれば、親が口うるさく声をかける必要はなくなります。たとえば小学生くらいになると、親から言われなくても自主的に歯磨きをするようになりますよね。それは歯磨きが習慣として定着しているからです。

本章では歯磨きのように、親から言われなくても子どもが自主的に行動するようになるための習慣化のコツをお伝えします。

出典:声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方 p.176

子どものやる気が継続する10の習慣化モデル

1.成長や実績の見える化

2.すでに習慣になっていることにくっつける

3.時間を短くする

4.毎日やる

5.同じ時間と場所で行う

6.少しずつ変化を加える

7.宣言する/公開する

8.仲間と行う

9.続けることを目的にする

10.楽しすぎない

我が家ではほぼすべて実行済ですが、特にお勧めなのは

1.成長や実績の見える化

ですね。

テストもやったらやりっぱなしでは成長しません。

しっかり振り返る。

そしてそれを記録する。

次にどうしたら良いか考えて、プランを練る。

私は子どもたちにPDCAという言葉を幼い頃から教えています。

まだまだ出来ていないことが多いですが、今はその意識だけでも持ってくれれば良いと思っています。

勉強し過ぎも良くないですし、遊び過ぎも良くないです。

バランス良くやるためにはきちんとプランを練る必要があります。

時間は有限であることを幼い頃から理解するのは将来に向けて大きなアドバンテージになります。

こうして文字にすると堅苦しく感じますが、至ってライトな感じでやっています。

昔から言うメリハリが大事だと考えています。

ステップ0 信頼関係を取りもどす

第1章から第5章まで、「子どものやる気を引き出す5つのステップ」をご紹介しました。最終章でお話するのはステップ0<信頼関係を取りもどす>です。

いくら声かけを変えてみても、仕組みや習慣化のコツを取り入れても、子どもにプラスの変化が見られない。自分の働きかけが、子どもに響いている手応えがないということがあると思います。

あらゆる手段を尽くしても効果がない場合、その原因は、親子の信頼関係に起因していることが多いです。親が子どもからの信頼を失ってしまっている。もしくは親子ともに相手に対して疑心暗鬼になってしまっているケースです。(中略)

子育てに苦しんでいる方は、ときに自分が幼いときにできなかったことまで「できるようにならなきゃダメ」と、子どもも自分自身も追いつめているように感じます。でも、相手は生身の人間ですから、思いどおりになんてなりませんよね。「子どもを立派な人間に育てなければ」と意気込むほどに空回りし、苦しみは増していくばかりです。

「目の前にいる子どもには、才能や能力がある。だから、この先も大丈夫だ」と一旦決めてしまいましょう。そして「今現在の問題は、ずっと長くは続かない」と知りましょう。

出典:声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方 p.204-208

あらゆる手段を尽くしている時点でとても立派です。素晴らしいです。

しかしそれが子どもに届かない。

とても残念ですね。

その原因は親子の信頼関係に起因していることが多いと言います。

ここまで絡まった糸を正常な状態にするにはかなりの労力が必要そうです。

その糸を無理にほどこうとせず、一旦ステイにしましょうと言っています。

そうすることによって時間が解決する場合もあります。

子どもを信じられない親の心理状態を考察すると「不安・焦り・見栄」が複雑に絡み合っているのを感じます。

悩みがこの先もずっと続いていくのではないかという不安。

よその子と比較して、わが子が劣っているのではないかという焦り。

他人から認められたい、羨ましがられたいという見栄。

このような不安や焦り、見栄にがんじがらめになったとき、親は子どもを信じられなくなります。その結果、あれこれと世話をやきすぎたり、指示・命令で動かそうとしたり、人のやる気を引き出す原理原則とは真逆の行動をとってしまうのです。

多くのママさんを見てきた中で感じるのは、まだ何も起きていないうちから一人で問題をつくり、一人で心配して、怒ったりやきもきしたりしている人が、案外多いということです。私はこの現象を「一人コント」状態と呼んでいます。(中略)

では、どうすれば一人コント状態を抜け出せるのでしょうか。まずは、自分自身が一人コント状態に陥っていることに気づくことが肝心です。

出典:声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方 p.208-211

一生懸命なのに空回りしている人はいますよね。

それが自分の子どもに対し、というのは残念過ぎます。

しっかりと愛情はあるのに様々な感情が入り乱れ、本当に届いて欲しい子どもに届かない。

その状態を脱するためには客観的になれ、ということですね。

このオプションを持っているか否かで心の持ちようが違いますね。

ここで信頼関係構築で大切な3つの視点の紹介があります。

信頼関係構築で大切な3つの視点

1.価値観の理解

2.長期的視点

3.一人の人間として尊重する

今までの行動をしっかり反省し、この3つの視点を持って子どもとのコミュニケーションに臨みたいですね。

そして最後に具体的な行動例として次のことが挙げられます。

子どもとの関係がうまくいっていないとき、具体的にはどのようなことを実践すればいいのでしょうか。

信頼関係を取り戻すために有効なのは、コミュニケーションの頻度をあげ、共通の体験を増やしていくこと。とりわけおすすめなのは、他愛もない「雑談」をすることです。(中略)

フラットな関係の会話ができると、胸襟を開いたコミュニケーションが可能になる。これが信頼関係をつくる第一歩になります。(中略)

自分の中に不平不満が溜まり、疲れやイライラでいっぱいになると、子どもの心を観察したり、他愛もない雑談を楽しんだりする余裕は生まれません。「疲れているな」と感じたら、めいっぱい自分を甘やかしてください。

出典:声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方 p.223-229

子どもと雑談をすること、そんな余裕さえない場合はめいっぱい自分を甘やかすこと。

わが子と言えど、一人の人間んです。

信頼関係を構築するのもパワーが要ります。

まずは雑談から最初の一歩を踏み出そうということと、

その力さえなければまずは自分を満たしましょう、という話でした。

完全に同意します。

冒頭にもお伝えしましたが、やはり相手を動かす前に自分なんですね。

しっかりと自分自身を整えたうえで子育てに臨みたいですね。

今回のまとめ

「声かけ×仕組み化×習慣化で変わる! 子どものやる気の引き出し方」の本から一部をピックアップし、

子どものやる気の引き出し方を学んできましたが、いかがでしたでしょうか。

子どもは十人十色。

同じ子は一人としていません。

しかし確率論として、これらの「やる気の引き出し方」は高確率でハマると感じました。

誰だって褒められたら嬉しいし、一生懸命やっていることをきちんと見ていてくれたら安心します。

そこから発展させ、仕組み化・習慣化していきましょう、

そういうことが書かれている本です。

極々当たり前のことが書かれているのでふわっとしているかもしれませんが、

これらを愚直に続けることにより良い結果に結びつくと思います。

子どもが自発的に何でもやってくれたらそれは親としては楽ですよ。

でもそうじゃないからこういう本がある。

みんな悩みは一緒です。

それでも大切なわが子のために一生懸命になれるのが親です。

その親の努力が少しでも報われてほしいなと思います。

この紹介した書籍と私のブログがその一助になれば嬉しいです。

ここまでご覧いただきありがとうございました!

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