子どもの歯列矯正が必要と言われたらどうする?「子育てできれいな歯並びを!」本レビュー

教育

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お子さまの歯は健康ですか?

我が子の歯で気になることがあったため、「子育てできれいな歯並びを!」(倉治ななえ著)を読んだところ、とても勉強になったのでレビュー記事を書きました。

もっと早く知りたかった、という内容が盛りだくさんだったので、是非この記事を読んで概要を理解したうえで、

「子育てできれいな歯並びを!」の本も読んでみてくださいね!

それでは早速いってみましょう。

今回ご紹介する本

タイトル:子育てできれいな歯並びを!

著者:倉治ななえ

歯並びの悪い子が増えている

歯科医の実感として「歯並びの悪い子」が増えているそうです。

確かに最近の子は顔が小さくてスラっとしている子が多いですよね。

それに伴いあごの骨も小さくなっているそうです。

それには遺伝、というよりも日々の生活習慣、とりわけ食事での噛む回数が関わっているようです。

齋藤滋・元神奈川歯科大学教授の調査によると、卑弥呼が食べたであろう弥生時代のメニューの場合、そしゃく回数は約4000回。食事時間は51分でした。以来、時代を経ることにそしゃく回数も食事時間も少しずつ短くなり、いまから70年ほど前の昭和初期になると、そしゃく回数は1420回まで下がり、食事時間も22分にまで減少しています。

では現代っ子の食事は?なんと、そしゃく回数660回、食事時間は11分という結果でした。戦前の子と比べても半分以下、弥生時代の6分の1です!

出典:子育てできれいな歯並びを!p.20

これは重要な考察です。

そしゃく回数が減少した結果、あごの骨の発達に影響が出ている可能性があるということですね。

確かに筋力もそうですが、使わないと衰えてしまいます。そしゃく回数とあごの骨の発達には因果関係がありそうです。

ではなぜこのようになってしまったのでしょうか。

食生活の変化、と言われればそれまでですがもっと深いところに原因がありそうです。そこについても本書で触れています。

たとえば「あごが小さくなった」ということですが、それは確かに軟らかいものばかり食べるようになったという社会の変化もあるでしょう。ファストフードなどを利用する家庭が増えたことも大きな理由の一つだと思います。

でも、多くのお母さんたちはとても勉強熱心で、育児書や育児雑誌、インターネットで情報収集して「いい子育てをしよう」とがんばっています。毎日ハンバーガーとフライドポテトなんて、そんなお母さんを見たことはありません。みんな野菜をちゃんと食べさせたい、根菜類もメニューに取り入れよう、そう思ってがんばっているのです。

けれど、子どもたちが食べないのです。理由は、食欲がないからです。(中略)

食欲がないから食べない。食べないからかまない。

この悪循環の発端にあるのは、子どもたちの遊びの変化だと思います。外に出て思いっきり走ったり、大きな声で叫んだり、飛んだり跳ねたりして十分におなかがすいていたら、どんなものでもきっとおいしく食べられることでしょう。

出典:子育てできれいな歯並びを!p.27-28

短絡的に食生活の欧米化したからそしゃく回数が減った、と片付けないところが著者である倉治先生、わかってる!と思いました。

大切な子どもに対して、我々は出来る限り努力して、栄養価の高い食べ物を与えています。

それぞれ家庭環境は異なりますが、きっとこのブログの読者様も同じ考えでしょう。

それでも子どもはかまない。

原因は「遊びの変化」と考察しています。

確かに大人でも家でじっとYouTubeを観ている日よりも、旅行の日とかスタジアムにサッカーを観に行った日とかアクティブに動いた日の方がお腹は空きますね。

行動と食欲の因果関係はありそうです。

では子どもの行動はどうでしょうか?

平日は学校に行って、勉強して、体育の授業を受けて、家に帰ってきます。

そこからある子はスイミングに行ったり、ある子はクラブ活動をしたり、ある子は友だちと遊びに行ったりするでしょう。

なかにはゲームをしたりYouTubeを観たりして親の帰りを待つ子もいるかもしれません。

確かにコロナ禍で以前よりは活動的ではなくなったかもしれません。

しかし「遊びの変化」との因果関係については少し疑問に思いました。

あごの骨を大きく育てよう

因果関係はさておき、いずれにしても、現代の子どもはあごの骨が小さいことが原因で歯並びが悪いのは結果として出ているそうなので、あごの骨を大きく育てることで歯並びの悪さは解決しそうです。

28本の永久歯がきれいに並ぶためには、それが並ぶだけの十分な大きさの歯の土台(あごの骨)が必要です。ほんの数ミリ足りないだけで、歯が前後にずれて生えてきます。まして不足分が数センチであれば、とんでもない場所から飛び出してしまったりするのです。

では、あごの骨を大きく育てるのはいつなのでしょう?それはまず、乳歯の時期です。この時期に「あごがちゃんと育っていますよ」というサインは、乳歯の前歯1本1本の間にある「すき間」です。4~5才の段階で、乳歯の前歯上下12本すべてにすき間が空いていれば、1.2倍の大きさの永久歯が生えてきてもしっかり収まるスペースが確保できている、ということになります。

出典:子育てできれいな歯並びを!p.40

もっと早く知っていたかった…。

この記事を読んだ親御様、是非お子様の歯を注意深く見てみてください。

ではあごの骨を発達させるにはどうしたら良いのでしょうか?

かむことは、走る、跳ぶ、重い物を持つなどに匹敵するあごにとっての唯一の運動です。たとえば腹筋運動をするとき、私たちはおなかの筋肉を引き締めたり、伸ばしたりしますね。食べ物をかむときも同じです。かむたびに、歯と歯槽骨(歯が埋まっている部分の骨)の間にある「歯根膜」は圧迫されたりゆるんだりします。さらにかむ力は顔の筋肉を介して、頭蓋骨(あごと顔をつくっている骨)全体にも伝達され、やはり骨の細胞を圧迫したり牽引(引っ張ること)したりします。

すると、歯根膜の中や頭蓋骨の骨芽細胞(骨の形成を行う細胞)が栄養素を取り込み、骨を増やし、その結果あごの骨が育つのです。

このため、子どもならかめばかむほどあごの骨が大きく育ちます。

出典:子育てできれいな歯並びを!p.42-43

なるほど!あごの骨を発達させたかったら「よくかむ」ということですね

「よくかむ」を実現するために必要なこと

では、「よくかむ」を実現するために必要なことは何でしょうか?

著者は和食が良いと提案しています。

おみそ汁は、野菜を手軽にヘルシーに食べるのに最適です。かみごたえはあるけれど調理に手間がかかる根菜類も、おみそ汁の具にすればサッと食卓に上げることができます。おひたしや煮物に欠かせない青菜や油揚げも、かみごたえのある食材の代表です。干物や漬物だって、よくかまなくては食べられません。

念のために付け加えておくと、「かみごたえのあるもの」は「硬いもの」という意味ではありません。何度もかむ必要のあるもの、という意味です。たとえば、ごぼうやレンコン、にんじんや大根、さつまいもなどの根菜類は、少し大きめに切ると何度も何度もかむことになりますよね。高野豆腐やひじきなどの乾物も、歯ごたえがあります。わかめや小魚などもかむ回数が多い食べ物です。

洋食に比べて和食は、根菜、乾物、海藻、小魚など、使う食品の種類がバラエティに富んでいるのも魅力の一つ。できるだけたくさんの種類の野菜を取り入れながら、あごをしっかり育てていきたいものです。

出典:子育てできれいな歯並びを!p.52-53

確かに洋食に比べれば、和食は使う食品の種類が多いです。その代わり作るのが大変ですね。

和食は大変だから、と逃げたくなりますが、それでも「絶対和食が良い」というダメ押しとなるデータがあります。

私は以前、あごの発達のいいグループと、あごの発達の悪いグループの食事内容を調べてみたことがあります。なんとなく「あごの発達の悪いグループは、野菜の摂取量が少ないんだろうな。軟らかいものばかり食べているんだろうな」と単純に考えていたのですが、結果は意外なものでした。

どちらのグループも、夕食にはごはんを炊き、季節の具を入れたみそ汁に季節の野菜、お肉やお魚といった品数豊富なメニューが並んでいたのです。

けれど、よく見ると大きな違いがありました。それは朝食。「これが同一人物の作った献立なの?」と目を疑いたくなるほど、あごの育っていないグループの朝食はさびしいものだったのです。

メニューは「菓子パンと牛乳」「ロールパンとヨーグルト」といったものがほとんどで、火も野菜も使わないメニューばかりが並んでいます。

一方、あごの発達のいいグループの朝食は、火を使うメニューが多く、野菜も取り入れられていました。ごはんにみそ汁、焼き魚におひたしといった和食メニュー、洋食であっても、フレンチトーストに野菜サラダに牛乳といった、火を使い、野菜メニューも取り入れたメニューだったのです。

皆さん、子どものあごを育てたいなら勝負は朝食。がんばってみませんか?

子どもの朝食調べ:あごの発達がよいグループの和食率62%/あごの発達が悪いグループの和食率32%

出典:子育てできれいな歯並びを!p.56-57

なるほど、3食出来る限り和食が良いのですね。

そんなの無理…と心折れそうですが、出来る限り頑張っていくのが良さそうです。

「たまには手を抜きたいけど、スーパーのお惣菜だと添加物とか心配」という方はヘルシーな宅食を利用してみてはいかがでしょうか。

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和食でよくかむ食事を朝食も含めて意識的に取り入れていく、のが良さそうですね。

共働きでも、共働きでなくても、朝晩の忙しい時間に和食は難しい場面もありますね。

そんな時に宅食に頼ってみるのも一手ですね。

でも、この努力はいつまでにしなければならないのでしょうか?

小学生からでも歯列の幅は広がる!

最新の研究では、永久歯の前歯が上下で8本生えてきてからでもあごは大きくなる可能性はあるそうです。

朗報ですね!

日本大学松戸歯学部の葛西一貴教授は、あごの使い方によっては、小学校低学年からでも歯列が広がるとおっしゃっています。

「物をかむとき、口を上下に動かしてかむ(チョッパータイプ)よりも、牛のようにあごを横にも動かして、すりつぶすようにかむ(グラインディングタイプ)のほうが、下あごの歯列幅の成長は大きいことがわかりました。(中略)

あごが小さい、歯並びが悪い、だから即矯正!・・・ではない、さまざまな可能性が増えてきたことは、とても喜ばしいことではないでしょうか。

出典:子育てできれいな歯並びを!p.65-67

小学校低学年でも矯正に頼らなくても歯列は広がるようです。

ただし、素人が独自判断でやってしまうと顎関節症等のトラブルになってしまう可能性があるので、まずは歯科医師に相談してください、と著者は付け加えています。

子どもの虫歯を防ごう

歯並びの良い歯にするためには、上記の通り「あごの骨を大きく育てること」、バランス良くかみ「あごをきれいな形に育てること」そして「乳歯に虫歯をつくらないこと」が重要です。

ではどうして「乳歯に虫歯をつくらないこと」が重要なのでしょう。

それは前述のとおり、あごを大きく育てるためには「かむ」ことが最も重要です。

しかし虫歯があるとどうでしょう。

痛いためしっかりかむことができません。

結果、あごが大きく育たず、永久歯が生えてきたときに前後にずれて生えてくる叢生になる可能性が高くなると著者は指摘しています。

ではどうすれば虫歯は防げるのでしょうか。

虫歯予防には5つの柱があると本書では伝えています。

その5つの柱は①歯磨き②正しい食生活③定期健診④フッ素⑤キシリトールです。

順に見ていきましょう。

①歯磨き

虫歯予防には欠かせないものです。乳歯が1本でも生えたら、毎日きちんと歯みがきをします。これで虫歯菌のかたまりであるプラークや糖分を取り除き、口を清潔にすることができるのです。

出典:子育てできれいな歯並びを!p.110

②正しい食生活

甘いものをダラダラ食べるのではなく、時間を決めて食べること、危険度の高いおやつは避けることなどを徹底しましょう。フィンランド研修で訪れたトゥルク大学の学食では、毎回、驚くほど甘いデザートが供され、教授も学生もたっぷり食べていました。甘いものは時間を決めてとる、デザートとして食べる分には、虫歯の原因にならないことを実感したものです。

出典:子育てできれいな歯並びを!p.110

他③定期健診④フッ素⑤キシリトールは文字の通り、定期健診を受ける、フッ素を塗布する、キシリトールを取る、ということなので割愛します。

これら①~⑤を根気強く実施することによって虫歯予防に効果があると著者は説明しています。

歯列矯正が必要と言われたら

あらゆる努力をしても、遺伝や子どもの個性、社会情勢、人類の進化の過程で「歯並びが悪い」というのは起こり得えます。そんななかで「親が努力を怠った」ということはありません、と著者は励ましてくれています。

まずは「歯列矯正が必要」と言われてもへこたれない気持ちを持つことが重要ですね。

がっかりはするでしょうけど、子どものためにどうすれば良くなるか、と冷静に判断できると良いですね。

では、次にやるべきことはなんでしょうか。

それは丁寧に歯科医師とコミュニケーションを取っていくことです。

なぜならば治療の仕方や考え方、年齢によって段階が異なるからです。

具体的には口元に影響を与えるくせを取り除いたり、あごを広げたり、または今後の成長を予測して何もせずに見守るということもあれば、矯正装置を付けたり、歯を抜いたりするそうです。

定期的に歯科検診を受けて、歯科医に相談することを著者は勧めています。

今回のまとめ

今回は

こちらの本をレビューしましたがいかがでしたでしょうか。

きれいな歯並びにするのであれば、乳歯の時期から適切なケアが必要であることがわかりました。

そして少しでも気になることがあれば歯科医に定期的に相談することも必要です。

早期に矯正が必要な段階もあれば、そうでない段階もあるので素人判断をせず、歯科医と丁寧にコミュニケーションを取ることが重要ですね。

そのうえで、出来る努力はする。

「よくかむ」を実現するためには和食が良いことがわかりましたし、虫歯を予防するための5つの柱はすぐにでも実行したいものでしたね。

歯は一生ものです。

大切な子どもたちはこのことを理解するのは難しいでしょう。

だから我々親がしっかり見てあげなくてはなりませんね。

少し意識するだけでかなり違うと思いますので、本書を良く読んで実行してみてくださいね!

ここまでご覧いただきありがとうございました!

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