スーパーで安全な食材を選ぶ方法!「ズルい食品ヤバい外食」本レビュー

教育

グッデイ!ディズニーパパの教育系ブログへようこそ。

我々の体を作っている食品について過去2回にわたり取り上げてきました。

一方は食品添加物は悪だ、一方は食品添加物は正だ、という内容でした。

お時間が許すときにご覧ください。

では結局、日々の食生活はどうしよう、ということで手に取った書籍がこちらです。

食品添加物のみならず、日々の生活に欠かせない食材について「選ぶべきポイント」が書かれていてわかりやすかったです。

すべてをご紹介出来ないので、是非興味のある方はご購入下さい!

それでは早速いってみましょう。

著者紹介

本書の著者は河岸宏和氏。

1958年、北海道生まれ。帯広畜産大学を卒業後、農場から食卓までの品質管理にたずさわる。これまでに経験した品質管理業務は、養鶏場、食肉処理場、ハムソーセージ工場、餃子・シュウマイ工場、コンビニエンスストア向け惣菜工場、卵加工品工場など多数。

毎年100か所以上の食品工場、厨房などの点検、教育を行う「食品のプロ」。

現場での経験が豊富な方のようですね。

本書の目次

本書の目次はこちら。

◆第1章スーパーの見方が変わる!「ズルい食品」のカラクリ

・精肉

・食肉加工品

・魚介類

・野菜・果物

・卵

・お米・ビール

・弁当

・惣菜

・パン

・冷凍食品

・豆腐・そば

・調味料

・PB商品

◆第2章美味しいお店を見極める!「ヤバい外食」の裏事情

・焼肉&焼き鳥チェーン

・ステーキ&ハンバーグチェーン

・ファミリーレストラン

・牛丼チェーン

・定食屋チェーン

・回転寿司チェーン

・居酒屋チェーン

・土産物店

これだけたくさんあるので、一部だけ取り上げてご紹介します。

精肉

お肉、体にとって大事ですよね。

美味しいですし、子どもたちも好きな子が多いと思います。

そんなお肉、どこに注目して「買い」と判断していますか?

皆さんは肉を買うとき、肉の種類や値段以外に、何をチェックしていますか?

おそらく「消費・賞味期限」かと思います。

しかし、それよりも優先して、確かめるべきことがあります。

それは「加工者名と所在地」です。この部分をチェックすることで肉の鮮度がわかるわけです。

知らないと危ない!ズルい食品ヤバい外食 p.23

確かに肉の種類や値段以外にチェックしていたのは消費・賞味期限でした。

出来るだけ鮮度の良いものを食べたいですし、場合によっては一度に使いきれず違う料理に使うなどするため、出来る限り消費・賞味期限が長いものを、と選んでいました。

しかし優先すべきは「加工者名と所在地」ということですね。

その理由は何でしょうか?

肉は、それが鶏肉であれ、牛肉であれ、豚肉であれ、一番美味しいのは「スライスされてから、時間が経過していないもの」です。(中略)

では、肉がスライスされてから、どのくらい時間が経過しているかは、どのように見極めればよいのでしょうか。真っ先に思い浮かぶ「消費・賞味期限」は、あくまでも「その食品が食べられるリミット」ですから、スライスされた時間を把握することはできません。(中略)

スーパーが肉をスライスする場所は、大きく「スーパーの厨房」と「外注の工場」「自社の精肉加工センター」に分かれます。(中略)

このうち、肉の鮮度が一番悪いのが「外注の工場」です。

外注の工場の場合は、小さな規模のところが多く、前日の8時~17時の間に、スライスとパック詰めを行い、翌日出荷しているところがあります。これよりも早い時間や遅い時間だと、余計な人件費がかかるため、日中にしか作業をしないのです。

表示ラベルの住所がスーパーの住所と一緒でなければ、それは「外注の工場」でスライスされた肉ということになります。その多くは「〇〇ミートセンター」や「〇〇パックセンター」といった名称で、住所がスーパーから離れているほど、鮮度は落ちていきます。

知らないと危ない!ズルい食品ヤバい外食 p.23-27

なるほど、やはり鮮度が命の精肉は加工されてからすぐがもっとも美味しいタイミングなんですね。

加工されてからどれだけ経っているかは具体的にはわからないですが、

加工されている場所から逆算して考えれば良いということですね。

一番鮮度が良いのが、そのスーパーの住所が入っているもの(加工後すぐに店頭に並んでいる)。

一番鮮度が悪いのが、外注でスーパーから離れているもの(加工されてから店頭に並ぶまで時間がかかっている)。

そこまで考えていませんでした。

とても勉強になりました。

食肉加工品

食肉加工品といえばハム、ソーセージなどですね。

食品添加物が使われているということで、以前記事にした書籍では子どもに食べさせてはいけないとありました。

本書ではどうでしょうか?

また食肉加工品を選ぶ際のポイントは何でしょうか?

ここ数年、週刊誌などで「食品添加物は危ない!」といった記事をよく見かけるようになりました。また「食品添加物には発がん性がある」などと、科学的な根拠もない書籍も多く売られています。

こうした影響から、食品添加物への不信感は高まっており、食品表示で、まず食品添加物をチェックする人が増えています。

日本政策金融公庫が行った調査「加工食品の表示情報に対する意識」(2014年)によると、加工食品に対する不安感を解消するために知りたい情報について尋ねたところ、こんな順位になりました。

1位「食品添加物」(55.3%)

2位「遺伝子組み換え」(37.2%)

3位「原産地・原産国」(35.8%)(中略)

しかし、食肉加工品を選ぶときは、食品添加物よりも、先にチェックすべき項目があります。それは「原材料」です。(中略)

実は日本の一部、いや多くのハムメーカーでは、100キロの豚肉から、150キロ以上ものロースハムを製造しています。

「そんなこと無理でしょう!?」と、思うかもしれませんが、私は以前、ハムメーカーに勤めており、その現場で陣頭指揮をとっていた経験があるので、実際の手口を目の当たりにしています。

どのような手口かといえば、豚ロース肉に、さまざまな「混ぜ物」を加えて、内容量を2~3倍にかさ増ししているのです。

その「混ぜ物」の代表格が、大豆、卵白、乳などの豚肉以外の異種たん白や脂肪、油といった原材料なのです。こうした原材料は豚肉よりも安く調達できるため、その分量を増やせば増やすほど、たくさんのハムが製造でき、ハムメーカーは儲かるのです。(中略)

一方、多くの消費者が「危険だ!」と思い込んでいる食品添加物は、ロースハムを製造する上で、必要不可欠な存在です。(中略)

「発色剤(亜硝酸Na)」には、着色料のように色を付けるためではなく、肉自身が持っている赤い色素を固定する役割があります。さらに、とても怖い食中毒で知られるボツリヌス菌の増殖を抑制する効果もあるのです。

食品添加物には、「企業が儲けるための食品添加物」と「美味しくするための食品添加物」があります。

知らないと危ない!ズルい食品ヤバい外食 p.37-41

食品添加物については肯定的に書かれています。

しかし加工品の「混ぜ物」については企業の利益を優先にする姿勢と伝えていますね。

100キロの豚肉から、それを超える150キロのロースハムを作るなんて想像していませんでした。

食肉加工品を購入する際は、「原材料」を良く確認して購入したいですね。

卵は高たんぱくで積極的に摂りたい食材の一つですよね。

その卵をスーパーで選ぶ際のポイントです。

とても参考になったので是非ご覧いただきたいのですが、

まずは皆様に考えていただきたい問題があります。

大型スーパーには、どのくらいのお客さんが1日に来店しているのでしょうか。

平日では、売場面積1600㎡以上の大型店舗で、平均2677人(スーパーマーケット年次統計調査報告書2015年)のお客さんが来店しています。

では、土日祝日は、どうでしょうか。同調査によると、平均3340人と、平日よりもかなり多くなります。

ここで問題です。(中略)

左の卵パックには「産卵日」が印字されていますが、右の卵パックには印字がありません。

なぜでしょうか。

知らないと危ない!ズルい食品ヤバい外食 p.70

どうですか?

産卵日の印字の有無、あまり考えていませんでしたね。(本書では画像があり左側の卵パックには産卵日が印字されて、右側の卵パックには産卵日の印字がありません)

なぜ産卵日の印字のあるものとないものがあるのでしょうか。

では答え合わせにいきましょう。

答えをいうと、右の卵パックを販売するスーパーは、顧客の増える土日祝に多くの卵を売りたいと考えているから。

より多くの卵を売るためには「産卵日」を印字すると、極めて不都合なのです。

順を追って、その理由を説明していきましょう。

各スーパーでは、卵メーカーの取引業者はあらかじめ決められており、卵を産む鶏の数も、ある程度決まっています。

1羽の鶏が、1日に産み出す卵の数もだいたい決まっています。(中略)

つまり、スーパーに納品される卵の数は、本来、毎日一定数であるはずです。(中略)

産卵日を表示しない卵パックを扱う現場では、卵が産まれると、すぐにパックに詰めずに、1か所に集めてしばらく保管しておきます。そうして、月~金曜日は100パック出荷のところを、「明後日は土曜日だから300パック」と、出荷数を調整します。

知らないと危ない!ズルい食品ヤバい外食 p.70-72

これは説得力がありますね。

卵を産むには限りがある。

しかし顧客のニーズは平日よりも土日祝の方が高い。

だから卵の量を調整する。

必然的に鮮度よりもニーズが優先されている、ということですね。

確かに卵買いに行って売り切れていたら残念です。

しかしそれと引き換えに鮮度が落ちている可能性がある、ということですね。

鮮度も取りにいくのであれば、「産卵日が印字されている卵」を選ぶべき!ということですね。

勉強になりました。

今回のまとめ

「食材」シリーズで、スーパーで安全な食材を選ぶ方法を記事にしてまりましたが、いかがでしたでしょうか。

本書ではたくさんの食品、外食を取り扱っていますので是非手に取ってご覧ください。

そのなかで本記事では

1.精肉

2.食肉加工品

3.卵

をご紹介してまいりました。

子どもの成長を応援するために、自分自身の健康のために、どのような食材を選ぶべきか参考になりました。

栄養はもちろんのこと、美味しさも追求しながら楽しい食卓にしたいですね。

ここまでご覧いただきありがとうございました!

にほんブログ村のランキングに参加しています。

よろしければ「このブログに投票」ボタンのクリックを宜しくお願いします!

コメント

タイトルとURLをコピーしました