グッデイ!ディズニーパパの教育系ブログへようこそ。
皆様、睡眠の重要性はご存知だと思います。
しかし、何がどう重要なのかまでは理解が及ばない部分もありますよね。
子どもに早く寝なさい!と言っていても、
その理由は「寝坊して明日の学校に遅刻したら困る」程度の理由ですよね。
正直睡眠は重要だと思うけどあまり知らない、というのが現状ではないでしょうか。
大人でも忙しかったら一番最初に削るのは睡眠になってしまいますよね。
睡眠の重要性を掘り下げ、理解することで、より良い人生が送れるようにしましょう!
今回の参考文献
今回の参考文献はこちら。
科学系雑誌「Newton」の増刊号です。
「睡眠」を特集している永久保存版ということで1年前に買ったものですが、繰り返し読んでいます。
とても勉強になる本です!
この本から睡眠の重要性についてピックアップし、さらに掘り下げてお伝えしていきます。
眠らないとどうなるの?
睡眠の重要性の結論ですが、眠らないと命にかかわります。
ラットを使った実験では、2~4週間眠らなかったラットはみんな死んでしまったそう。
意図的に長期間眠らなかった人間は脳に障害が残ったという記録もあるそうです。

まぁ、ここまでは理解出来るよ。
睡眠は重要。
毎日眠らないといけないよね。
でもどれくらい重要なのかな?
どうしてもクリアしたいゲームがあるから今晩も睡眠時間は3時間にしようと思ってるけど。
そうですね、睡眠の重要性は何となく理解しているけどどれくらい重要なのかはわからない。
眠らないと命に関わるのはわかった。
睡眠はゼロにしなければ良い?
3時間でも眠れば良いのでしょうか?
次は人は何時間睡眠を取れば良いのか見ていきます。
睡眠時間はどれだけ取れば良いの?
このグラフでは、睡眠時間が7時間の死亡率が最も低く、それより睡眠時間が長くても短くても、死亡率がアップしています。
つまり、睡眠時間は長すぎても短すぎてもよくないのです!
出典:Newton睡眠 p.26

3時間睡眠はNG!
短すぎてもダメなんだね!
ゲームはまた今度にしてちゃんと眠ろう。
個人差があるので一概には言えないそうなのですが、
統計上7時間が最も死亡率が低いそうです。
意識的に7時間眠ってみて、翌朝すっきり起きれればその人の睡眠時間は7時間が適していると考えて大丈夫そうです。
極端に睡眠時間が長い、短いは死亡率がアップするとのことなので止めましょう!
まずは7時間程度の睡眠時間を確保する、を目標に日々のタイムスケジュールを組んでいきましょう。

眠らないと死亡率がアップするのはわかったよ。
でも具体的にはどうして死亡率がアップするのかな?
それでは眠らないと体にどう影響が出るのか、次の項目で見ていきましょう。
眠らないと健康にどう影響する?
まず眠らないと太ります。
最近太ってきたな、と感じる人は、自分がふだんきちんと眠れているか気にしたほうがいいかもしれません。なぜなら寝不足の人ほど肥満になる傾向があるからです!
睡眠時間と肥満の関係については、まだはっきりわかっているわけではありませんが、次の二つの説があります。
一つ目は、「寝不足になると食べる量が増える」という説です。睡眠時間が足りないと、食欲を増加させるホルモン「グレリン」がたくさん分泌され、食欲をおさえるホルモン「レプチン」の分泌が減ってしまいます。このため太りやすくなるのではないか、といわれています。
二つ目は、「寝不足によって運動不足になる」という説。睡眠時間が足りていないと、昼間も眠くなったり、体がだるくなったりします。すると運動をしなくなるので、太ってしまうのです。
さらに、寝不足になると血圧がうまく下がらなくなったり、さまざまなホルモンのバランスが乱れたりするので、高血圧や糖尿病(2型糖尿病)などが悪化する危険も!
寝不足は体に毒でしかないのです。
出典:Newton睡眠 p.28

寝不足は体に毒でしかない。
理由はホルモンバランスが崩れ食べ過ぎたり、運動不足になったりするからということだね。
これは何となくわかるなー。
この前3日連続5時間残業をしたときは寝不足を食欲で補おうとしていた気がする。
気を付けます!
はい、健康的な体でいたければきちんと眠ろうということですね。
そして睡眠不足はダイエットの敵であるだけではなく、脳にも影響が大きいようです。
睡眠時間が足りていないと、認知症になるリスクもアップする可能性があるというのです!
認知症で最も多いのが「アルツハイマー病」です。アルツハイマー病は、脳内に「アミロイドβ」という物質が異常にたまり、脳の神経細胞がこわされてしまう病気です。そのせいで記憶力が低下したり、ものがうまく考えられなくなったりします。
アミロイドβは、脳内のタンパク質が分解されてできた老廃物です。通常、脳にたまった老廃物は”洗い流される”ようになっています。「脳脊髄液」という体液が脳に入りこみ、老廃物を押し流しながら脳の外へ運び出しているのです。
この脳脊髄液による”洗い流し”は、起きているときより、眠っているときにさかんに行われているという研究結果が近年報告されました。
もしこの研究結果が正しければ、寝不足の人はアミロイドβが脳にたまりやすくなるということになります。その結果、アルツハイマー病などを発症して、脳の機能をそこなってしまうのです。
出典:Newton睡眠 p.30-31
寝不足は脳の機能をそこなう!
脳も体も健康でいたければきちんと眠る!が正しいですね。
学生:テスト勉強の追い込みのため、ここ2週間は睡眠時間は3時間です⇒逆効果!
社会人:プレゼン資料作成のため、ここ2週間は睡眠時間は3時間です⇒逆効果!
テストの日、プレゼンの日にベストのパフォーマンスがしたければきちんと眠りましょう!
眠らねばならないその理由は、記憶力の低下やものがうまく考えられないなどの脳の機能の低下を防ぐため、でしたね。
日々の生活の質を上げたければ、
まずは7時間前後のご自身の適切な睡眠時間を確保することが重要です。
睡眠時間を確保した上で、何をしなければならないか逆算思考で行動しましょう。
優先順位①仕事15時間+優先順位②米国公認会計士勉強3時間+優先順位③食事風呂等2時間+優先順位④睡眠4時間⇒NG!!
優先順位①睡眠7時間+優先順位②仕事9時間+優先順位③食事風呂等5時間+優先順位④米国公認会計士勉強3時間⇒GOOD!!!
与えられた時間は皆同じ。
まずは睡眠時間を第一優先に確保することから始めましょう!
ボクシング元世界チャンピオン、フロイド・メイウェザーも同じことを言っています。
今度「逆算思考」や「タイムマネジメント」の記事もアップしますね。
快眠のための条件

僕は忙しいから、ベッドに入ったらすぐに眠りたい!
そして睡眠の質も上げたい!
どうしたら良いかな??
教えて!!
そうですね、日々忙しい中で睡眠時間を優先順位1位にするからには入眠速度と質を上げたいですよね。
本書では快眠のための条件として
①暗さ
②静けさ
③室温と湿度
が挙げられています。
快眠のための条件は三つあります。
一つ目の条件は「暗さ」。明るい光は眠気を遠ざけます。ただし、真っ暗にすると、人によっては不安で眠れなくなることもあるので、最小限の照明はつけてもかまいません。また、すっきり目覚めるためには朝の光を浴びることが大切なので、カーテンはある程度光を通すものがおすすめです。
二つ目の条件は「静けさ」。音、とくに人の話し声には脳を目覚めさせる作用があります。ゆったりした音楽や波の音など、特定の音を聞くとリラックスできて寝つきやすい人もいるでしょう。その場合は、タイマーをセットして、眠りに入るころには音が止まるようにしてください。
三つ目の条件は「室温と湿度」。エアコンが苦手なので、なるべくつけないで眠るようにしている、という人はめずらしくありません。でも、これは科学的にまちがい!夏も冬もできればエアコンは夜通しつけて、寝室を快適な温度と湿度に保つことが大切です。
出典:Newton睡眠 p.36
個人差はあると思いますのが、いずれも納得の快眠条件です。
試してみる価値はあると思います!
今回のまとめ
科学系雑誌「Newton」から睡眠の記事を掘り下げてみましたがいかがでしたでしょうか。
なんとなく睡眠は重要と思っていましたが、どう重要なのかあまり理解していない結果、
優先順位が落ちてしまっていたことと思います。
健康な体、健康な脳でいたければまずは7時間前後の睡眠時間を確保する!
とてもシンプルです。
削るべきところは睡眠ではなく、他の部分であるということを理解して日々のタイムマネジメントをしていきたいですね。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
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