子どもたちに給料の支払いを開始!資本主義とお金の授業を実施

教育

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皆様、子どもたちにお小遣いは渡していますか?

それはどういうタイミングで、いくらくらいですか?

我が家は「お小遣い制」ではなく「給料制」にしました。

その理由や経緯などについてお話ししていきたいと思います。

それでは早速いってみましょう。

きっかけ

発端はこんな会話がきっかけでした。

上の子
上の子

友だちと出掛けることが増えてきたからお小遣い欲しい!

確かに、最近は子どもたちだけで出掛けることが増えました。

お友だちへの誕生日プレゼントなどのやり取りも活発なようで、出費もそこそこありそうです。

そんななかでまずはお小遣いを検討しました。

一般的なお小遣いデータ

子どもに言われたからお小遣いを渡す、というのは出発点としてはイケてないですね。

なのでその行為に意味を持たせるため、しっかりと調査することにしました。

まずはお小遣いをどれだけの家庭が渡しているのか調査。

出典:小学生にお小遣いはいつから渡す?平均額や管理方法もあわせて解説|りそなグループ (resonabank.co.jp)

なるほど、小学生高学年だと7割近くがお小遣いを渡していることがわかりました。

我が家の子どもたちは実家に帰った時や、お年玉など、お金をもらったらしっかりと貯金しています。

そのため子どもたちだけでのお出掛けや、どうしても欲しいものがある場合はそこから捻出しています。

よって、「資金手当て」という意味では全く問題ありませんでした。

しかし「計画性」という意味では、育成出来ていないことに気が付きました。

大人の世界でもお給料などをもらい、その中から必要なものを買い、余裕資金で旅行に行ったり、ブランドバッグを買ったりします。

そういった「計画性」を養う面でもお小遣い制は良いな、と考えました。

では、お小遣いはいくら渡せば良いのでしょうか?

これもデータがあります。

出典:小学生にお小遣いはいつから渡す?平均額や管理方法もあわせて解説|りそなグループ (resonabank.co.jp)

お小遣いの中央値は1,000円/月。

確かに友だちの誕生日プレゼントを買いに行った時も500円前後の文房具を買っていました。

1か月1,000円もあれば十分そうですね。

では、どうやってお小遣いを渡そう?

いや、待てよ。ただお金を渡すだけで良いのか?

大人の世界ではお金をタダで渡されることは無いよな・・・。

お金の渡し方の検討

毎月お金を渡すことは決定。

友だち付き合いも増えてきたし、データ的にも世の中の7割がお小遣いをもらっているから。

しかしその渡し方について検討しました。

ただ渡すだけでは「我慢すること」しか学べません。

上の子
上の子

今月は友だちに誕生日プレゼントを渡して、ジュースとアイスを買ったら全部使っちゃった。

来月まで我慢、我慢!

確かに我慢を学ぶことは大切です。

しかしお金のプロとしてはお金を増やすことも学んでほしいし、そう簡単には増やせないことも学んでほしい。

そうしたら、まずは「労働」かなと結論に至りました。

労働の対価として給料を渡す。

これでいくことにしました。

給料制のメリット・デメリット

我が家では一般的な「お小遣いを渡す」、というよりも「お金の大切さを学びながらお金を得る」こととしました。

では給料制のメリットとデメリットは何でしょうか。

◆給料制のメリット

①親の仕事を一部肩代わりすることによって、親の仕事や労働の大変さを知る。

②自分の時間を労働に費やすようになって、時間管理が出来るようになる。

◆給料制のデメリット

①お金が貯まるまで相応の労働が必要で、大きなお金が手に入らない。

②お金が欲しかったら無限に稼げてしまう。睡眠時間や勉強時間を削ってしまう。

メリットは良いとして、デメリット①②への手当は次のようにしました。

◆デメリットの手当

①お金が必要な理由をプレゼンする。

②給料の上限を1,000円/月とする。

これで一旦スタートしてみることとしました。

資本主義とお金の話

労働の対価として給料による支払は家族会議で全会一致で可決。

そしてお金を稼ぐようになった子どもたちへ、私から授業をプレゼントしました。

「資本主義とお金の話」と題し、PPTスライドで説明。

まだまだ難しいかな、と思いましたが

上の子
上の子

この世には資本を持って良い国と持ってはいけない国があるとわかった。

持って良い国である日本に住んでいるんだから持ちたい。

こんな感想をもらいました。

一部ご紹介するとこんな感じです。

日本人には「お金は汚いもの」「人前でお金の話はするな」などの思想があります。

この理由はいくつか仮説がありますが、ひとつ面白い話がありますのでお伝えします。

出典:「お金は汚いもの」は日本人の美徳? 金融教育を150年遅らせた戦国武将の正体 | お金のむこうに人がいる | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)

謀反を企む輩を少しでも減らすために「お金は汚いもの」という思想を植え付けた。

その人物は徳川家康、との考察です。

なるほど説得力がありますね。

しかし時は移り、現代日本は「資本主義」国家です。

このルールを知らない人が多いと思います。

いや、知っているがそこに参加していない、というのが正解かもしれません。

出典:金融リテラシー調査(2022年)で見る若年層の特徴 ~高まる投資への関心と低い金融リテラシー~ | 鄭 美沙 | 第一生命経済研究所 (dlri.co.jp)

上記グラフを見ると、高齢層を除き着実に投資に向かっている現状が分かります。

しかし、右のグラフ「株式、投資信託、外貨預金、外貨MMFの内、いずれか一つでも購入したことがある人の割合」は保有資産の多い高齢層を除き、40%前後です。

資本とは「事業の元手になるもの」「収入の元手になるもの」なので人的資本を除けば、お金や株式、不動産、設備のことを指します。

不動産、設備は高額のため少額のもので言えばまずは株式等の金融商品が最も手頃です。

その金融商品でも40%前後しか所有していないということになります。

本当にこの国は資本主義なのですか?というのが現状です。

それでも世界3位のGDPなのがすごいのですが。

子どもに学んでほしいこと

資本主義では資本の所有が認められています。

一方、社会主義では資本の所有は認められていません。

中国では不動産を所有することが出来ません。

土地を使用する権利を国から取得する、ということになります。

出典:中国不動産の基本(1)土地使用権 |ニッセイ基礎研究所 (nli-research.co.jp)

資本主義国家の日本にいるのに、資本を所有することを目指さない人が多い、

と言うよりもその方法を知らない人が多い、日本。

そのため学校を卒業したら「みんなと同じ行動」である就職をしようとする。

そこに大きな意思が無いから3割強が離職する。

出典:新卒の離職率はどのくらい?|規模別・業界別の状況や離職する理由、離職を防ぐ方法を解説 | 人材採用・育成 | コラム | 経営と人材をつなげるビジネスメディア「HUMAN CAPITAL サポネット」 (mynavi.jp)

新卒採用主義傾向が強い企業側、そして3年程度では市場性の高いスキルが付かない離職者側、双方の関係性もありなかなか転職が決まらない。

その結果、食つなぐために派遣やフリーターを選ばざるを得ない若年層が多くなっているのが現状です。

そうなると結局スキルも付かず、時だけが経っていく。

ますます正社員の道は遠のく、という負のスパイラルに陥ってしまいます。

この現状を踏まえて、私が子どもたちに伝えたこと。

まず目指すのは一生懸命勉強することと夢・目標を持つこと。これを同時にやる。

スライドにも記しましたが、これです。

「みんなと同じ」「周りに流されて」「何となく」

これは行動する理由になりません。

資本・お金を得るためにしっかりと将来を考えてほしいと思っています。

具体的には

「こうなりたいから」

「こういうスキルを持ちたい」

「だからこうする」

「ダメだったらこうする」

など資本を獲得するための強い意志を持ってほしい。

こういう人材が増えれば、もっと日本は良くなると思います。

4割の人しか投資をしていなくても世界GDPランキング3位の日本。

労働生産性は世界37位なのに世界GDPランキング3位の日本。

出典:日本の「1人当たり労働生産性」は世界37位、1位はどこ? | 経済は統計から学べ! | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)

資本主義のことをあまり知らなくて、

周りと一緒にとりあえず就職して、

それで世界GDPランキング3位です。

私の仮説ですが、日本人はとにかく真面目。

労働も質より量。

仕事ばかりしているからお金を使わない。

というか使い方を知らない。

だからお金を持っている。

でも幸せじゃない。

そんな国、日本。

逆に言えば日本の持つポテンシャルはとても高い、と私はポジティブに捉えています。

伸びしろしかない。

資本主義の国に生きていることを理解して、資本の力を利用して稼ぎ

短時間労働で成果を出す努力をして労働でもしっかり稼ぎ

豊かな自然や歴史に触れ、美味しい料理をいただき、安全が確保された状態で、好きなことをして生きていく。

少しマインドセットを変えるだけで、世界最高の国になると思いませんか。

これを一緒に目指していきませんか。

まずはしっかりこの事実を理解して、自分で考えて行動する。

そしてお子さまにこの教育を施す。

この分母が増えれば必ず日本は世界最高の国になります。

分母を増やすために、私のブログをフォローして拡散してくださいね。笑

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