グッデイ!ディズニーパパの教育系ブログへようこそ。
今回は出版プロジェクト#2「商業出版で叶えたい目標とは?」と題し深掘りしていきたいと思います。
私が商業出版で叶えたい目標はこちらです。
「育児は楽しいことだと国民に知ってもらうこと」
深掘りしてお伝えします。
過去の出版プロジェクトシリーズはこちら。
WBCの盛り上がりから考察する
WBCご覧になりましたでしょうか。
WBCとはワールド・ベースボール・クラシックの略で野球の世界一決定戦です。

侍ジャパンのドラマチックな勝ち上がりにドキドキした方も多かったと思います。
ここで質問です。
あなたはどのチームを応援しましたか?

いや、日本人なんだから侍ジャパン応援したに決まってるじゃない!
そうですよね、多くの方がそう答えると思います。
日本人だから日本代表を応援する。
1つ1つのプレーを固唾を呑んで見守る。
劇的な勝利に涙を流して喜ぶ。
まるで自分のことのように一喜一憂していましたね。
「日本人である」
ただそれだけでこうも感情を揺さぶられるんです。
不思議ですよね。
サッカーのワールドカップもそうですし、オリンピックもそうですね。
日本人は日本代表を我がことのように応援します。
理由は深く考えず、多くの方は「日本人だから」と答えます。
日本人は日本人を応援する。
誰かに教わったわけではなく、小さな野球少年、サッカー少年も目をキラキラさせながら日本代表を応援しています。
これは重要な示唆だと考えます。
日本の国力の低下
WBCの話題から入り、いきなり変化球を投げてしまいましたね。
私が何を言いたいか。
大谷翔平選手のように160㎞のストレートでお伝えすると、
「日本の国力が落ちていますが何も思いませんか?」
ということです。
「日本負けるな!」「日本頑張れ!」「日本勝った、やったー!」とスポーツの世界で日本の活躍を我がことのように感じる方々は、今の現実世界の日本についてどう思っているのでしょうか。
国力を表すのに様々な指標が用いられますが、一般的な「世界GDPランキング」を見ていきましょう。
世界GDPランキング
1位 アメリカ
2位 中国
3位 日本
日本3位、素晴らしい!
では「一人あたりの世界GDPランキング」はどうでしょうか。
一人あたりの世界GDPランキング
1位 ルクセンブルク
2位 スイス
3位 アイルランド
23位 日本
あれ?低いぞ。
この違いはなんでしょうか?
シンプルに言えば一人ひとりはそれほど豊かではないが人口がそこそこいるため足し上げれば世界3位、ということです。
日本の人口は減少に転じているため、GDPランキングは徐々に低下していく可能性があります。
詳細は以前の記事にまとめましたのでより深掘りしたい方はこちらをご参照ください。
日本の人口は減少に転じているため、と前述しましたがどの程度減少しているのでしょうか。
グラフをご覧ください。

出典:統計局ホームページ/人口推計(令和4年(2022年)10月確定値、令和5年(2023年)3月概算値) (2023年3月20日公表) (stat.go.jp)
綺麗な右肩下がりです。
確実に日本の人口が減っているのがわかります。
人口が増える要素は生まれる人が増えて死ぬ人が減ることです。
次からは「生まれる」「死ぬ」を考察していきたいと思います。
生まれる人は増えるか?
では、生まれる人が増える可能性を探るため出生率を見てみましょう。

出典:令和3年度 出生に関する統計の概況|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
出生率は近年やや盛り返していましたが1.36程度となっています。
出産には婚姻率が関わってきます。
出生統計のなかに女性の未婚率がありましたのでご紹介します。

出典:令和3年度 出生に関する統計の概況|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
女性の未婚率は、直近(平成27年)でいうと
40歳時点で20.1%が未婚。
30歳時点で40.4%が未婚。
というデータです。
昭和60年から並べていくと確実に晩婚化が進んでいるのがわかります。
出生に関わるデータをそれぞれ読み解くと、
晩婚化が進み出生率が低位で推移しているということがわかります。
これを改善するには若年層での結婚、そして1人あたりの出生率を上げることが挙げられます。
では次に死ぬ人が減る要素をみていきましょう。
死ぬ人は減るか?
まずは平均寿命から。

出典:令和3年簡易生命表の概況|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
令和3年における男の平均寿命は81.47歳、女の平均寿命は87.57歳でした。
令和2年と比較するとやや下がっているものの高い平均寿命を誇っています。
日本に生を受けたら概ね長生きできるということですね。

出典:令和3年簡易生命表の概況|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
長寿化は世界的な傾向のようですが、日本は健康保険制度や医療体制も充実しており世界トップクラスの長寿であることがわかります。
日本は世界と渡りあっていけるか
統計数値より日本は「生まれる人は少ないが死ぬ人も少ない」ことがわかります。
これが一言で言えば「少子高齢化」です。

回りくどいな、そんなのわかっているよ!
そうなんです。
誰しもが知っている少子高齢化という問題に、一人ひとりがどの程度向き合っているかが問題だと思います。
一人ひとりが日本代表としてガチンコで世界とやりあっていく力は、少子高齢化真っ只中の日本にありますか?
もちろん高齢の方のなかにも、若い者には負けない!という方もいるでしょう。
しかし高齢になればなるほど、第一線から退く可能性が上がるのは世の常です。
サラリーマンの定年しかり、サッカー選手や野球選手の平均年齢しかり。
よって若者こそ日本の希望の星なのです。
若年層の自殺率
そんな日本の希望の星、若者はすくすくと育っているのでしょうか。
こちらの統計をご覧ください。

厚生労働省によると、若年層の死因の1位は「自殺」だそうです。
これはG7先進7か国の中で最悪という数字です。
何かしらの壁にぶち当たった場合、様々なソリューションがあるなかで死を選んでしまっているのが現状です。
低い出生率のなかでやっと誕生した命。
それが自ら死を選ぶという悲しい現実を受け入れなければなりません。
世界と渡りあっていくためにやらなければならないこと
野球やサッカーで「ニッポン、ニッポン!」と叫ぶ我々は、現実を直視したら出生率が低下し、老人が増え、若者は自殺を選ぶ国になってしまいました。
一番応援しなければならないのは、選手ではなく我々自身なのではないでしょうか。
一人ひとりが日本代表として戦っていくために様々な備えをしなければなりません。
我々は何をするべきなのでしょうか。
私の好きな言葉に次のものがあります。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。
オットー・フォン・ビスマルク(ドイツ帝国首相)
歴史に学びましょう。
日本の国力が弱く、常に大国の脅威に晒されていた時代に、先人たちはどう動いたのでしょうか。
富国強兵
明治政府の政策「富国強兵」から学んでいきます。
「富国強兵」というと歴史を知っている現代の身からすると何やら血生臭い感じがしますが、丁寧に読み解くととても興味深いものであることがわかります。

出典:富国強兵とはどんなもの? 背景やもたらした影響などを学ぼう【親子で歴史を学ぶ】 | HugKum(はぐくむ) (sho.jp)
近代国家であった欧米列強に後れを取るまいと取り入れた考え方が「富国強兵」ですね。
弱者であることを認識し、国力の充実化を図るために取り入れたものでした。
その中身は「兵制」「税制」そして「学制」です。
国を強くするために、兵を強くし、国の財政の安定化を図っていくというのはとても理に適っているように思えます。
しかし「学制」とは。
欧米列強に勝つために学ぶことが大切なんて。
そうです、この時期から既に学ぶことの大切さを説いていたんですね。
この「学制」が現代の学校の起源になっています。
結局トップダウンで徴兵だ、税金だ、と言ってもそれを運用するのは人です。
それまでは生まれた身分で運用していたポストを、優秀な人材を登用するために「学制」が敷かれました。
弱小国だった日本が富国強兵のスローガンのもと近代国家の仲間入りが出来た。
もちろん、その後にあった世界大戦での経験も我々は知っています。
とはいえ、国が歩んできた道のりを全否定するものではありません。
強くなるためには学ぶことだと、国家をあげて取り組んだことは紛れもない事実です。
現代の教育について
では、現代の教育についてはどうでしょうか。
「学制」から始まり、義務教育が出来ました。
それは現代でも継続しており、学ぶ環境は当時のそれに比べれば飛躍的に改善しています。
しかし。

こちらは前述した厚生労働省の資料ですが、結びの部分で若年層の自殺について次のように言及しています。
小学生の自殺の原因:家庭問題
中学生の自殺の原因:学校問題
高校生の自殺の原因:学校問題/健康問題
大学生の自殺の原因:学校問題/健康問題
国を強くするための「学制」だったのに学生の自殺の原因になっているのが学校問題とは。
何かがおかしいようです。
今回は一つひとつの細かい学校問題について取り上げませんが、学校に関して何かしらの欠陥があると言わざるを得ません。
すごくシンプルに言えば「偏差値主義の弊害」だったり「教育体制(教員の多忙・クラスのサイズ)」だったりするのだと思います。
国としての動き「異次元の少子化対策」
少子高齢化が進み、国が少しずつダウンサイジングしていく。
そんななかで貴重な若年層の死因のトップがG7のなかで唯一「自殺」である国。
それが日本です。
では国はどのように対策を打っていくのでしょうか。
「富国強兵」のような歴史の1ページとなる強烈な施策はあるのでしょうか。
それが「異次元の少子化対策」と言われています。

令和5年(2023年)4月1日、こども家庭庁が発足しました。
いよいよ日本も国を挙げて子育てに本気になってきたと考えることができます。
我々親がするべきこと
「いつまでこんな詰め込み式の教育をするんですか」
「一人ひとりの生徒をもっと見てください」
などなど、我々親が意見することは出来ます。しかし根本は簡単に変わらないでしょう。
ではどうするか。
我々親がもっと子育てに踏み込んでいくことが必要だと思います。
国が変えてくれる、誰かが変えてくれる。
そんなのを待っていたら子どもは大人になってしまいます。
我々の子どもは我々がきちんと意思をもって育てていくべきだと思います。
商業出版で叶えたい目標「育児は楽しいことだと国民に知ってもらうこと」
前置きがかなり長くなりましたが、私が商業出版で叶えたい目標の1丁目1番地は、
「育児は楽しいことだと国民に知ってもらうこと」です。
私はディズニーで働いており、娯楽のプロフェッショナルとして活動しています。
ディズニーのフィロソフィーから「楽しいこと」「楽しむこと」を子育てに生かすべく、
「ディズニーパパの教育系ブログ」を運営しています。
しかし誰でも発信できるメディアでは限界があります。
そこで商業出版で出版社や書店の皆様のお力添えをいただき、この「静かなる有事」と言われる少子高齢化問題に一石を投じたいと考えています。
これまで統計数値を見てきた通り、少子化は簡単には好転しないでしょう。
教育に関しても若年層の自殺率・自殺原因を見れば簡単に好転しないでしょう。
それではどうするか。
今いる子どもたちを我々親がきちんと育成する。
これが最も確実で最も効率的だと考えます。
そのための本を出版したいと考えています。
単なるイクメンのための育児書ではなく、自殺を選ばないためにすること、社会との接続とのための学び、子育ての時間を作る投資術などを網羅した実用書を作りたい。
富国強兵へ学制を敷いたように、学ぶことによってこの「静かなる有事」のソリューションとしたいと考えています。
具体的にどのような内容の本にするかは次回以降の出版プロジェクトでお伝えしていきたいと思います。
出版社の皆様、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
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