自分で稼げる子にする!予期できない世界に対応するために必要な3つのこと

教育

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今回はプレジデントファミリー2023冬号を参考に

自分で稼げる子にするために必要なことを学んでいきたいと思います。

今回の参考書籍

今回の参考書籍はこちら。

以前の記事でも取り上げましたが、

私はプレジデントファミリーを定期購読しています。

今回の記事のように著名な方へのインタビューなどとても学びになりますので、是非上のリンクからご購入下さい!

今回のインタビュー

今回取り上げるインタビュー記事は世界のビジネスを研究してきた入山章栄氏のものです。

入山章栄氏のプロフィールはこちら。

出典:入山章栄 – Wikipedia

早稲田大学ビジネススクールの教授をされている方です。

自分で稼げる子にするために必要なこと

不確実さを増す世の中で、我が子には食いっぱぐれて欲しくない。

全ての親の願いだと思います。

そのためにはどうしたら良いのか。

今からやっておくことはあるのか。

気になるところです。

入山氏はこう言っています。

今の小学生たちがこれから経験するのは、今の親世代からは想像もできない世界のはずです。

では、予期できない世界に対応するためにどんなことが重要になってくるか。

大事なことは三つあって、

一つは世の中の変化に対応する力。

二つ目は、何が正解かわからないからこそ、遠い未来に向けて自分のやりたいことをはっきり持つこと。

そして三つ目が、その二つを生かすための最低限のスキルです。

プレジデントファミリー2023冬号 p.67

繰り返します。

予期できない世界に対応するために3つのことが必要。

1.世の中の変化に対応する力。

2.遠い未来に向けて自分のやりたいことをはっきり持つ。

3.1と2を生かすための最低限のスキル。

次から具体的にみていきます。

変化に対応する力を育てるには?

変化に対応する力を育てるにはどうしたら良いのでしょうか。

入山氏は次のように話します。

この前、教育経済学者の中室牧子・慶応義塾大学教授から伺ったのですが、中室さんの研究分野でわかってきていることとして、伸びる子供の最大のポイントは自己決定力らしいのです。

小さい頃から自分の意思で何かを決めるということをやっているかどうかが、重要というお話でした。

そういう子は、経験したことのない環境に強く、チャレンジにも積極的で、変化への対応力が高いのでしょう。

ところが、日本の教育は長い間、子供自身に決めさせない教育、つまりあらかじめ決まった「正解」を教える教育ばかりをしていた。これは、変化に対応するという観点からは最悪です。

もし家庭で何かをやるとすれば、まずは学校や塾で教えない自己決定力を育てる工夫からだと思います。

プレジデントファミリー2023冬号 p.67

変化に対応する力を育てるには自己決定力を育てると良い、ということですね。

自己決定力を育てるためには学校教育だけでは明らかに不足していると入山氏は指摘します。

我々親が家庭で自己決定力を育てる工夫をする必要がありそうです。

では、具体的にどうすればいいの?と思われるかもしれません。

しかしそれも自己決定力を育てる一つのトレーニングです。

我々親自身も自己決定力を育てるトレーニングを日々実行する必要があると思いますし、

それを子どもにも伝えていくとより良いと思います。

我が家の場合は子どもの「やりたい」「こうなりたい」を大切にしています。

それなので「どうしたい?」「どうすればもっと良くなるかな?」と話しています。

「あれをやりなさい」「こうしなさい」ではなく、

子どもの奥に眠っている行動の源泉を刺激するような会話を心掛けています。

動機づけられるものはそれぞれ違うと思うので、これといった正解は無いのかもしれません。

子どもの自己決定力を育てるには我々親世代がいろいろ試行錯誤する必要があります。

言い換えれば完全オーダーメイドです。

同じ我が子でも兄弟姉妹でそれぞれ違うと思います。

それこそ学校や塾ではそこまでしてくれません。

親にしか出来ないことでしょう。

いろいろ試行錯誤しながら自己決定力を育てるトレーニングをしていきましょう!

自分のやりたいことを見つけよう

次に「自分のやりたいことをはっきり持つ」ということを深掘りしていきます。

二つ目は、自分のやりたいことをはっきり持つということ。

これはみんながみんな、子供の頃からそうした明確な意思を持てるわけではないと思うのですが、たとえばぼんやりとでもそれを考えさせることは重要だと思います。(中略)

結局は、自分がやりたいことをやるというのが、将来大きなポイントになってくるのです。

日本の雇用制度改革について、「メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用へ」などといったことがいわれていますが、今の小学生が働き盛りを迎える2040年ぐらいになると、もうジョブ型という概念すらなくなるかもしれません。特定のスキルや経験を買われて会社に雇われる人も残るとは思いますが、かなりの人がフリーランスで働く可能性が高まるでしょう。

理由はこうです。事業環境の変化に合わせ、企業も変化しないと生き残れません。その変化がものすごく激しくなってくると、長期的な事業計画を立てていたのでは間に合わないから、仕事がプロジェクト単位になってくる。そうなると会社の中に人材を抱えるより、新しいプロジェクトを立ち上げるたびに必要な能力を持った人を外部から入れて、そのプロジェクトだけをやってもらう形になっていく―。

すでに若者の優秀な層は起業をしていますが、今後、起業はどんどん増えていくでしょう。そうなってくると、やはり大事なのは自分が何をやりたいかということです。やりたいことだからやり続けられ、そしてスキルがついていく。そのスキルこそが、職業人としての報酬を得られる価値になっていくからです。

プレジデントファミリー2023冬号 p.68

自分のやりたいことを持つ、やりたいことをやることが大事、ということですね。

やりたいことをやっているから、それをやり続けることが出来る。

そしてそれに伴ってスキルがつく。

そのスキルで食べていく、ということで理解しました。

日本の雇用制度改革について触れていますが、私も同様の考えを持っています。

現在の企業の新卒一括採用は企業の永続的な繁栄を基に運用されているものと考えます。

高度経済成長期の日本では、大企業であるほど新卒一括採用をし、研修を経て戦力化していきました。

会社の業績も新卒社員のスキルも右肩上がりだから出来た方法です。

しかし現在も会社の業績も右肩上がりかと言われれば難しいと思います。

あらゆることのスピードが高度経済成長期と比べて格段に速くなり、新卒をゆっくり戦力化している時間がなくなりました。

よって、新卒一括採用という流れは徐々に減少していくものと考えます。

新卒一括採用の時に重要視されてきたのが「学歴」です。

新卒一括採用が減少すれば「学歴」のプレミアム感も以前ほどではなくなると予想します。

企業はプロジェクトが立ち上がるたびに、それを高確度で実現出来る人材を募集する流れとなるのではないかと思います。

一企業のサラリーマンではなく、フリーランスとしてグローバル大企業のプロジェクトをいくつか掛け持ちし、給料ではなく成功報酬という形でお金を稼ぐ。

そんな未来が現実的に予想されます。

その流れの中で、好きなことを見つけ、とことん追求しスキルを高めていく重要性を入山氏はお伝えいただいたものと思います。

学歴をただ高め、大企業に入れば安心という時代はもう過去のものになりつつあります。

学生時代に何に打ち込んだか、どういう友人がいて、困った時やプロジェクトの時にどう関われるか、どういうスキルを持っていて、どういう風にそれを生かしていけるか。

そして報酬を得たらどのように確定申告して、どのようにファイナンスを付けていくか(ファイナンシャル・リテラシー)。

学生時代で学んでほしいことはこのような感じになるのではないかと予想します。

持つべき最低限のスキル

持つべき最低限のスキルは2つ挙げられています。

1つ目は共通言語。具体的には英語とプログラミング言語です。

三つ目、先の二つの力を生かすための最低限のスキルについて。端的に言えば、それはまず英語とプログラミング言語です。

おそらく今の子供世代が社会に出るときのビジネス環境と、親世代のそれとの最大の違いは、グローバル化の重要性でしょう。残念ながら、少子高齢化で人口が減少していく日本のマーケットは、これから縮小する一方だと考えられます。一方で「ボーン・グローバル企業」と呼ばれる、生まれながらにグローバス市場を意識したテスラやグーグル(アルファベット)のような会社が、現在、株式時価総額の世界ランキングの上位を占めるようになっています。

そうすると、お金を稼ぎたかったり、自分のやりたいことをやろうとしたりするなら、当然海外を意識して仕事をする、場合によっては海外で働くという可能性が出てきます。たとえ日本の企業に就職したとしても、世界を相手に仕事をしていくことは避けられないでしょう。

なぜボーン・グローバル企業が出てきたかというと、世界中でビジネスの共通言語がそろってきているからです。そしてその共通言語にあたるのが、まずは英語とプログラミング言語なのです。

プレジデントファミリー2023冬号 p.68

グローバル化、という言葉が死語のように感じるほど世界は身近となりました。

「地産地消」と敢えて言わねばならないくらい、私たちの身の回りの物やサービスは「世界産」のものばかりです。

世界中の人々がスマートフォンを持ち、いつでも好きな情報にアクセスすることが出来ます。

いつでもチャットやビデオを使って会話を楽しむことも可能になりました。

もちろんミーティングも可能です。

私もディズニーパパと名乗っており、ディズニー社という巨大グローバル企業に所属しています。

英語はコミュニケーションツールとして当たり前に使用します。

私はプログラミング言語はわかりません。

プログラミングは出来るに越したことはないと思いますが、優先順位としては英語の方が高い気はします。

日本で英語というと単語を覚えて、文法を覚えて、となりますが

社会で使う英語は相手に自分の考えを伝えるツールでしかありません。

よって英語が喋れるがゴールではなく、相手に自分の考えを伝えること、そしてきちんと伝わって相手が動いてくれることがゴールです。

日本語でそれが出来ない人は英語ではよっぽど出来ないと思います。

多くの方が言っていますが、英語を勉強する前に日本語で誰かを説得したり、納得させたり、

グループを動かしたり、大勢の前で喋ったりした方がスキル向上には役立ちます。

その後にツールとして英語を学べばOKです。

英語はそんなに根詰めて学ぶものではないと、私個人としては思います。

そして入山氏が考える、持つべき最低限のスキル2つ目は表情の豊かさです。

もう一つ、私が共通言語としてよく強調しているのが、表情の豊かさです。

日本、とりわけビジネスの現場では、あまり表情を出さないほうがいいとされた時代がありました。しかし、先に述べたように仕事がプロジェクト単位になったり、起業が一般的になったりすると、人として魅力的であるということがとても大事になってきます。

たとえば起業するとき、魅力的でない人のところにはお金も人も集まりません。あるいはプロジェクト単位で仕事をするときも、集められたチームの中で表情豊かに「自分らしさ」を出し、周囲にいい影響を与えるような人が優れたリーダーになりがちです(経営学では最近、「オーセンティック・リーダーシップ」という呼び方で注目されています)。(中略)

グローバルなビジネス環境で最低限必要な共通言語を身につけ、自分で道を決める勇気を持ち、好きなことをとことんやる。そうしていれば、世の中がどう変化しようと、きっと活躍できると思いますよ。

プレジデントファミリー2023冬号 p.69

やはりどんなに時代が進んでも、人と関わることがなくなることはありません。

確かに対面でのやり取りは減っています。

メール、チャット、ビデオ…。様々なコミュニケーションツールが現れています。

しかしそんな中でも「表情の豊かさ」、もっと具体的に言えば「この人と一緒に仕事がしたい」と思わせるような人になったほうが、ヒト・モノ・カネ・情報は自然と集まると考えます。

ヒト・モノ・カネ・情報が自然に集まる人がリーダーです。

リーダーはそれを工数を掛けずに振り分けられます。

リーダーの素質とはそういうことだと思います。

今回のまとめ

プレジデントファミリー2023冬号から自分で稼げる子にするために必要なこと3つみてきましたが、いかがでしたでしょうか。

未来は予期できません。

しかし分かっていることは今と同じではない、変化する、ということです。

そのために

1.世の中の変化に対応する力。

2.遠い未来に向けて自分のやりたいことをはっきり持つ。

3.1と2を生かすための最低限のスキル。

この3つが必要と入山氏は答えていました。

全くその通りだと思います。

我が子が食いっぱぐれないように、今から出来る準備をコツコツと進めていきましょう。

皆様の子育てに参考になれば幸いです。

ここまでご覧いただきありがとうございました!

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