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今回はプレジデントファミリー2023春号を参考に
「マネックス松本大×開成中学校 1割増の『好奇心』が45倍の違いを生む」
の記事から好奇心の大切さを学んでいきます。
今回の参考書籍
今回の参考書籍はこちら。
私はプレジデントファミリーを定期購読しています。
とても学びになるので是非ご購入いただき、読んでみてくださいね。
マネックス証券CEO松本氏とは?
開成中→開成高→東京大学という華麗な学歴の松本氏。

そんな松本氏が母校である開成中学校で「好奇心」に関する授業を実施した様子をまとめたものが今回の記事です。
好奇心の塊のような松本氏が語る「好奇心」とは?
気になりますね!
開成中学校とは?
明治4年設立の「共立学校」を祖とする、150年の歴史を有する学校です。
多くの政治家や実業家を輩出し日本を代表する名門校ですね。

「地頭×好奇心=君の出力」をいかに高めるか
いま先生たちが教えていることが、僕がここで話していることもですが、この先ずっと正しいという保証はありません。だから、君たちが未来に向けて歩んでいく際に大事になってくるのは、‟教わること”、‟覚えること”ではなく‟自分で考えること”なのです。
自分でものを考えていくうえで重要なのが‟好奇心”です。
車のエンジンを例にとってみましょう。エンジンの出力は「トルク(回転する力の強さ)×回転数」で決まります。僕はこの公式は人間にも当てはまると思っています。トルクに当たるのが、人間の場合は地頭というか、持って生まれた能力のこと。みなさんは開成に合格したわけですから、平均的な中学生よりもこのトルク値は高いはず…ですね?(笑)
では、どのくらい高いか。ちなみに人間とゴリラのIQはせいぜい20ぐらいしか変わらないそうです。となると同じ人間同士で比較した場合、その差はほんのわずかなものしかない。他人の5割増しの地頭を持って生まれるというのは不可能だと僕は思います。
つまり人間というエンジンの出力の差は、ほとんどが回転数の差だということになります。この回転数に相当するのが好奇心なのです。
好奇心の強さというのは人によって大きな差があります。平均的な人の70%しか持っていない人もいれば、140%の人もいる。この両者を比較すれば、持って生まれたトルク値は変わらなくても、出力は倍になりますね。
しかも、君たちの人生はまだまだ先が長い。何十年もあります。人より1割好奇心を余計に持つだけで、10年後にはその10乗、数十年後には数十乗となって、一生を通してみればほかの人よりもはるかに大きな出力を発揮できるわけです。ちなみに、1割増しの40乗って何倍になると思う?ちょっと計算してみようか。(スマホに向かって)1.1の40乗は?45倍だって。すごい差になりますね。
大事なのは「人より優秀であること」ではなく、好奇心を起爆剤として「自分の力を使い切ること」だと僕は思っています。
プレジデントファミリー2023春号 マネックス松本大×開成中学校 1割増しの『好奇心』が45倍の違いを生む p.85
人間の知能の差はわずかなもの。
しかし人間の出力の差は異なる。
その出力の差の決定的な違いは好奇心の差である。
これは納得しました。
料理人と宇宙飛行士は全く違う仕事ですが、
きっと知能の差はわずかなものなのでしょう。
しかし好奇心の矢印の方向が全く違う。
どちらが優秀なのかではない。
単純に好奇心の違いなのだと理解しました。
もちろん勉強自体を否定するわけではありません。
大学を卒業すれば多くの職に就けます。
就職までの道のりを考えれば勉強をして大学に入るのは最も確実に「食いっぱぐれない」道の一つでしょう。
しかしこの数十年間そのようにしてきた我々が明るい未来を切り拓けたでしょうか?
今の日本の成長率や平均給与、若年層の自殺率などを見れば決して正解とは言えないのではないでしょうか。
勉強して良い大学に入り良い会社に入る定型パッケージは崩壊していると、私は弊ブログで何度もお伝えしていきました。
ではどうするべきか。
食べていく力が不足しているのであれば収入の複線化をする。
生きる力が不足しているのであれば社会活動をする。
結局は好奇心なんですね。
好奇心はどうすれば養えるのでしょうか。
好奇心を養うには?
ここからはプレジデントファミリーを離れて私の持論を展開します。
好奇心を養うには大きく分けて2つあると思います。
1つは子どもの好きなことをさせること。
もう1つは子どもの好きな範囲を広げてあげること。
子どもの好きなことをさせる、これはそれほど難しくないです。
常識の範囲をはみ出さないように親として見守りましょう。
電車が好きだから一緒に電車を見に行く。一緒に乗る。OKでしょう。
走っている電車に触る。線路に入る。これはNGです。
そしてもう1つ。
子どもの好きな範囲を広げてあげること。
これが我々親世代に必要なことと思います。
私ディズニーパパはイタリアに数週間滞在したことがありました。
ミラノのドゥオーモやサン・マウリツィオ教会に行ったり、フィレンツェの街並みを見たり、ヴェネツィアでゴンドラに乗ったり、
ローマでサッカーセリアA「ASローマ×ラツィオ」のローマダービーを観戦したりしました。
(イタリアで最も激しいローカルダービーで現地の人から試合終了前には帰宅せよ、と言われたことを思い出しました)
拙い英語とイタリア語でしたが、好きなことをして生きた時間は
今でもかけがえのないものとして記憶しています。
その時にレストランでサラダにオリーブオイルをかけて、塩とこしょうでいただくことを学びました。
日本に帰国しそれが「イタリアンサラダ」という名称なのを知りました。
それ以来、我が家ではそれがサラダをいただく定番メニューになっています。
子どもたちも大好きです。
この話で何が言いたいかというと、
子どもの好奇心の範囲は親の好奇心の範囲による、ということです。
私の範囲内にイタリアの食文化があり、その食文化が我が家のサラダの定番となりました。
よって、子どもたちの好奇心を刺激するには我々親世代の好奇心の拡大が欠かせないと思います。
よく「子どもの好きなようにさせたい」と言う話を聞きますが
子どもはせいぜい数年から10数年しか生きていません。
そのなかで出会う「好きなこと」は確率論としては親世代のそれの1/3から1/4程度です。
好きなことはとても限定的で、「子どもの好きなことをさせる」ことだけを教育方針に掲げているとすぐに行き詰まるでしょう。
ある意味それは他責です。
子どもの好きを伸ばしながら、親が好きなものを一緒に経験していく。
補助輪を外した自転車を後ろから押してあげるイメージです。
いずれ一人でペダルを漕いで好きなところに行くでしょう。
子どもと一緒に親も好奇心を伸ばしていければ良いですね。
今回のまとめ
開成中学校卒業生であるマネックス証券CEO松本氏から開成中学生へ
好奇心の大切さを説く授業をピックアップして深掘りしてきました。
人間の知能差はほぼ無いながらも出力の差はある。
その差は地頭×好奇心だということでした。
その好奇心を伸ばす方法について私の経験から一言言わせていただきました。
それが子どもの好奇心の範囲は親の好奇心の範囲内にある、ということです。
子どもの成長を待つだけではなく、子どもと一緒に親も楽しんで挑戦してみましょう!
この記事が皆様の育児のお役に立てれば幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
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