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休日シリーズです。
所用があり、千葉県中部の茂原市周辺に行って来ました。
思い立ってすぐに行ったので事前準備が出来ておらず、本当はもっと見るべきところがあったかもしれませんがそれはまた次回に。
天候はくもりベースでしたが暑すぎず、気持ちの良い日でした。
皆様の旅の参考になれば幸いです。
それでは早速いってみましょう。
【茂原市】藻原寺
まず目指すは藻原寺です。
茂原公園の裏手にあるような感じだったので、一旦茂原公園に車を停めました。

観光ガイドに載ってない…。
ちょっと公園内を散策しましょう。

企業名が書かれた提灯のようなものがあります。
夜になるとライトアップされるのでしょうか。
池もあって良い雰囲気ですね。

赤い橋があって綺麗!
でも工事中のようです。

茂原公園の地図がありましたが、藻原寺については書かれていません。
ここは桜の名所のようですね。
赤い橋付近に桜がたくさんある写真がありました。

めっちゃ亀がいる!
甲羅干しをしているようです。
のどかですね。
改めて地図を調べたら茂原市役所のほうに歩いていく道があるようなので、そちらから行くこととします。

茂原市役所。
立派ですね!

やっと見つけました、藻原寺!
駐車場もあったんですね。

シダレヤナギが良い感じです。
歩みを進めます。
ふと駐車場方面に目をやると…

えぇ??
お顔が地面から出てますけど!
見えてはいけないものかと思いましたが、はっきりと見えます。
それにしても大きいです。
奥の車と比較しても相当大きいですね。
近づいてみます。


案内板には「日蓮大聖人大銅像建立資金勧募中」とあります。
こちらの銅像は日蓮大聖人、ということですね。
「建立資金不足のため取敢えずお顔を安置いたしました」とありますので、まずはお顔だけでも建立してランドマーク的なものにした、もしくはこのサイズの銅像ですよとわかるようにした、ということですかね。
初見だとびっくりしますが、インパクトはありますね!
ということでこちらの藻原寺は日蓮宗本山藻原寺です。
日蓮宗の本山、ということで格式高いお寺ですね。
本山って何?という方は以前記事にまとめていますので是非ご覧ください。
日蓮宗の総本山は山梨県にある身延山久遠寺です。
今回お邪魔している藻原寺は別名「東身延」と名乗っているので、日蓮宗のなかでも中枢的な役割を担っていることがわかります。
ちなみに日蓮が生まれたのが千葉県鴨川市です。
ドライブをしていても、千葉県のお寺の多くは日蓮宗でした。
日蓮出生地の千葉県鴨川市には大本山誕生時と大本山清澄寺の2つの大本山があります。
いつか行ってみたいですね。
さて、話が逸れてしまいました。
まだ山門にも到達していませんので、歩みを進めましょう。



奥に見える白い塔が山門ですね。

初秋の空に白い塔が映えますね。
お邪魔します。

正面に見えるのが大堂ですね。


手水舎で浄めます。


立派な木彫りです。
この彫刻はもしや…?

「関東では波を彫るな」
と恐れられた名工、宮彫刻師武志伊八郎信由
別名「波の伊八」
その息子の二代目「波の伊八」武志伊八郎信常のもののようです。
神社仏閣の良さは、こうした歴史的にも貴重な名工の作品が気軽に見れるというのもありますね。
西洋の絵画等ももちろん素晴らしいですが、
改めて皆様の家の近くの神社仏閣に行って
いろいろ見て欲しいものです。
自然災害が少なくない、ここ日本において
大切に保管、手入れされた数百年前の建造物や工芸品等がゴロゴロあることでしょう。
こうした日本文化のプレゼンスが少しでも上がってくれればいいなぁ、と思います。
大堂のなかに入れそうだったので入ってみました。






誰もいない本堂。
とても静かで心洗われる空間でした。
外に出ます。



山門を後ろから眺めました。
昭和8年10月竣工、と記載がありますね。
戦前からこの姿なんでしょうか。
なかなか奇抜なデザインですね。

鐘楼堂。
とても綺麗です。


「深夜早朝に鐘をつかないで下さい」との記載がありましたが、
この時間は昼間なので豪快に鐘をついてみました。
いい音でした!
動画で残しておけばよかった…。




本堂の裏手に石碑が並んでいました。

茂原には戦時中「茂原海軍航空基地」が置かれていたそうです。
多くの人がこの藻原寺で平和を願って手を合わせたことでしょう。
改めて平和の尊さを感じました。
藻原寺にはかなり長居してしまいました。
さて、次に向かいましょう。
【茂原市】橘樹神社
藻原寺から車で10分ほどで到着。
橘樹(たちばな)神社です。

先ほどはお寺、今回は神社とのことで作法が異なります。
神社は神様が御座すところ。
鳥居をくぐる前に一礼し、端を歩きます。
参道の中央は神様の通り道だからです。
こういう作法が綺麗な人はとても良いですね。
何回もやれば慣れますよ。

初秋の空に鳥居が映えますね。

こちらの神社の興りは古事記・日本書紀の頃からなんですね。
相当歴史ある神社です。
主祭神は「弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)」
日本武尊(やまとたけるのみこと)の妻にあたる方ですね。

日本武尊をご祭神として祀る滋賀県の建部大社のホームページから画像をいただきました。
この描写にもある「櫛を埋めて墓を作りました」が橘樹神社ということですね。
千葉県茂原市本納には、玉浦に渡った日本武尊が、橘の木を媛の墓標としたことを由来としている橘樹神社がある。この神社は延喜式内社で、上総五社の一つであり、上総国二宮であり、唯一の正史に記された弟橘媛を祀る神社である。
この神社の由緒には「弟橘媛が尊に申し上げたことは、君公の佩せ給へる御劔は、むかし素戔嗚尊大蛇の尾より切出したまふ宝劔なれば、悪神龍御船を覆し、宝劔を奪んとして起こる所の暴風ならん、吾宝劔と君とにかわり、海中に入りて悪龍を退治し、君公と宝劔を安泰ならしめ、又天下後世の人をして渡海風波の難を救ひ、永々海中の守護神となるべし」とあり、神社は海上の守護神と仰がれている。
東征の軍を率いて房総半島に渡った日本武尊のその後の行軍の道すじは、海路北上したとも、陸路香取海に出たともされるが、陸路伝いに日本武尊の伝説と尊と弟橘媛を祭神とする神社が多い。
『古事記』は、焼津で相武国造にだまされ火攻めにあい、倭比売命より賜った草薙剣によって難を逃れた倭建命が走水海に至った時、海は荒れ狂い先に進むことが不可能になった。海神の怒りを解くため、弟橘比売命は「私は夫である皇子の身に替わって海の中に入ります。どうぞ皇子の東征を護らせ給え」と念じ、浪の上に菅畳八重、皮畳八重、絹畳八重を敷いて、その上に座って海に下りた。すると波が穏やかになり、船を進めることが可能になったとする。
出典:弟橘媛 – Wikipedia
唯一の正史に記された弟橘媛を祀る神社
海上の守護神
すごい神社です。
さぁ、歩みを進めましょう。

手水舎も立派です。
コロナ対策で使えないのが残念。

拝殿に到着。
質実剛健。
美しい拝殿です。

こちらが本殿ですね。

本殿の奥は森のようになっています。
案内板がありますね。

主祭神「弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)」の古墳がこの先にあるようです。
神域ということですが、やはり静かで厳かな雰囲気がありました。

海軍中将岩村俊武の書による石碑。
海軍、ということで海上の守護神である主祭神弟橘媛命に勝利をお願いしたのでしょうか。
ここでも長居してしまいました。
そろそろ次に行こうかと思ったら

参道にネコがいる!
近づいてみます。


親ネコと子ネコでしょうか。

まったく逃げません。
暫くネコを眺め、歩みを進めました。

池があります。
ここら一帯の土を使って弟橘媛命のお墓を作り、その時に出来たくぼみが池になったと言い伝えられているそうです。
日本書紀のころの歴史に触れ、大満足です。
次は日本武尊が渡った玉浦、今でいう九十九里浜に行きたいと思います。
【白子町】古所海岸
せっかく海の近くまで来たのだからと、車をとばし30分程度。
千葉県長生郡白子町の古所海岸に到着しました。
橘樹神社に行った後で、日本武尊が弟橘媛命の犠牲のもとに渡った玉浦、現在の九十九里浜を眺めると少し怖いくらいの迫力でした。
なお九十九里の名前の由来はこちら。
九十九里の古名は玉浦(玉の浦)である。
九十九里の地名の起源は、石橋山の戦いに敗れ房総に逃れた源頼朝が、家臣に命じ太東岬から1里ごとに矢を立て、99本目で刑部岬に達したという伝承から、「九十九里」と言われるようになったとされ、中央とされる山武市蓮沼には箭挿神社がある。またその故事に因んで、「矢指ヶ浦」とも呼ばれる。
出典:九十九里浜 – Wikipedia




台風が近いからか、波は荒め。
とても風が強かったです。
完全にプライベートビーチです。
さて、次に向かいましょう。
最後に向かうはこの白子町の名前の由来にもなった神社です。
【白子町】白子神社
九十九里浜古所海岸から車で15分程度で到着。
白子神社です。


ご祭神は「大己貴大神(おおなむちのおおかみ)」。
大国主神(おおくにぬしのかみ)は、日本神話に登場する神。国津神の代表的な神で、国津神の主宰神とされる。出雲大社・大神神社の祭神。
出典:大国主 – Wikipedia
大国主神の別称のひとつが大己貴大神ですね。
日本国を創った神様とされています。
こちらの白子神社の興りは平安時代の1048年とのことで、
先ほどの橘樹神社ほどではありませんが、長い歴史を持つ神社です。

パワースポット、という看板がありました!

手水舎。
柄杓はありませんでしたが、直接手を洗うスタイルのようです。

亀と蛇。
白子神社にお祀りされている、とご由緒に書いてありましたね。

拝殿到着。

こちらの木彫彫刻も立派です。


拝殿全景。

御神木の前に石がありました。


さすがパワースポットです。
時間がなかったため、白子神社はあまりゆっくり時間をかけて見れませんでしたが、またゆっくり見たいと思います。
今回のYou Tube
古事記の舞台でもある橘樹神社と九十九里浜を映像でまとめました。
字幕オンにしていただくと解説も見れます。
是非ご覧ください!
今回のまとめ
今回は所用があって千葉県中部の町、茂原市と白子町にお邪魔しました。
藻原寺、橘樹神社、九十九里浜、白子神社とお邪魔しましたが、いかがでしたでしょうか。
もっとじっくり調べてゆっくり周りたいな、と思える場所でした。
美味しいものもたくさんありそうですよね。
是非近くに寄ったら足を運んでみてくださいね。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
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