グッデイ!ディズニーパパの教育系ブログへようこそ。
過去9回に渡り連載した「育児とディズニートレーナー」のまとめ記事です。
ディズニーフィロソフィーが息づいたディズニーの教えを育児に活かしてみてはいかがでしょうか。
まとめ記事ですが、本記事を読めば概略が掴めるようにダイジェストでお届けします。
より詳細な内容が知りたい場合は各リンクから辿ってみてくださいね。
書籍化出来そうなボリュームとなってしまいましたので目次から参照して読みたい記事を読んでくださいね。
でも、全部ゆっくり読んでいただけたら嬉しいです。
それではさっそくいってみましょう!
ディズニーフィロソフィーとは?
フィロソフィーとは「哲学」のことです。
そもそも哲学とは
自分自身の経験などから得られた基本的な考え。人生観。
を指します。
よって、ディズニーフィロソフィーとはウォルト・ディズニーの哲学を指し、
それが色濃く出ているのが彼が生み出したキャラクターが活躍する映画だったり、書籍だったり、テーマパークです。
思い返してみると、子どもと一緒に観た白雪姫の映画、子どもに読み聞かせをしたシンデレラの絵本、子どもと一緒に行ったディズニーランド。
様々な場面で私たちはウォルト・ディズニーの作り上げた世界観に触れています。
その時に感じる多様な仲間を大切に思う気持ち、ワクワクする挑戦、ドキドキする恋愛は私たちの人生にとって重要なものと感じます。
ディズニーフィロソフィーに関する記事は下記をご参照ください。
そんなディズニーフィロソフィーを最も身近に感じられる場所が世界中に展開するディズニーパークです。
ディズニーパークでキャストを育てるトレーナー
ディズニーパークでお客様(ゲスト)をお迎えする従業員を「キャスト」と呼ぶのは有名ですね。
それではそのキャストを育成するのは誰かご存知ですか?
それは「トレーナー」です。
トレーナーは一定期間の勤務実績と人を導くことが出来ると認められたキャストが様々な研修を経て得られる称号です。
ディズニーフィロソフィーを体現するとされるトレーナーは「ディズニートレーナー」と呼ばれ、全キャストから尊敬されるキャストです。
そのディズニートレーナーがキャストを育成するときに大切にしていることを育児に転用し、ご紹介するのが本記事のメインとなります。
信頼されるトレーナーになるために
信頼されるトレーナーの定義は5つあります。
1.話しかけやすい雰囲気のあるトレーナー
2.優しく、「いつでも何回でも、わからないことがあったら聞いてね」と言えるトレーナー
3.正しいことを正確に伝えることができるトレーナー
4.こうありたい、と常に強い気持ちを持つトレーナー
5.反省ができるトレーナー
トレーナーを「親」として読み替えてみてください。
お子さまにとって素晴らしい親になるのではないでしょうか。
より詳細が知りたい方はこちらをご参照ください。
ディズニートレーナーの条件
ディズニートレーナーの条件は
相手の状態を正しく理解し、情熱/熱意/一生懸命さをもって伝えることが出来る
ということです。
人はどうしても感情に左右されるものです。
それを頭ごなしに否定してはいけません。
まずは相手の状態を正しく理解します。
そして情熱/熱意/一生懸命さをもって伝えましょう。
親である我々も肝に銘じておきたい言葉ですね。
より詳細が知りたい方はこちらをご参照ください。
人の特性/トレーニーを理解しよう
自分自身がどんなに素敵な親だったとしても、子どもに教えたいことがきちんと伝わらなければ成長を促すことはできないでしょう。
どうしたら時計を覚えられるか、どのくらい時間をかけて覚えるかは人それぞれ。
まずは人の特性を理解することから始めましょう。
※なお、「トレーニー」とは教育を受ける人を指します。
物事を覚えるには共通点があります。それは
「視覚」「聴覚」「体験」
この3つです。
加えてコミュニケーションで重要な3要素が
①視覚情報②聴覚情報③言語情報
この3つです。
「アルバート・メラビアンの法則」ではこのコミュニケーションの3要素で最も重要なのが視覚情報で次いで聴覚情報、言語情報だと定義しています。
こういった人の特性を理解したうえで子どもに教えることができればスムーズに理解してもらえるかもしれませんね。
より詳細が知りたい方はこちらをご参照ください。
人に教える5つのステップ
いよいよ人に教えるというフェーズに入ります。
ここで「人に教える5つのステップ」をご紹介します。
ステップ1 自分の準備が出来ている状態
ステップ2 相手の準備が出来ている状態
ステップ3 担当する仕事の説明
ステップ4 やってみる
ステップ5 フォローアップとフィードバック
より詳細が知りたい方はこちらをご参照ください。
ステップ1 自分の準備が出来ている状態
ディズニートレーナーのトレーニングは自分の準備から始まります。
普通のハウツー本であれば、「トレーニーには最重要である〇〇の部分から教えていきましょう」みたいな感じだと思いますが、
ディズニートレーナーの起点はまずは自分から、なんです。
育児でもこの視点はとても大事ですね。
子どもに求める前に、まずは自分から。
では、具体的にはどのような「自分の準備」が必要なのでしょうか。
2つ挙げられます。
順にみていきましょう。
1.プラン(計画)をたてる
「プラン(計画)をたてる」をより細分化すると、
①トレーニーはどのような人か知る
②何を教えるか考える
③時間配分をどうするか考える
となります。
2.トレーニングステージをつくる
「トレーニングステージをつくる」をより細分化すると、
①トレーニング内容の確認
②トレーニング資料の準備
③教材、道具の準備
④自分自身の体調の確認
となります。
より詳細が知りたい方はこちらをご参照ください。
自分の準備が出来たらいよいよ相手の準備の確認です。
ステップ2 相手の準備が出来ている状態
相手の準備を促すために大切なことは4つあります。
1.どんな仕事をするのか話す
ざっと、どんなことを教えるのか、覚えて欲しいのか伝えます。
2.仕事について知っている程度を確かめる
トレーニーがあらかじめ知っていることを教えても時間や労力の無駄になってしまいます。効率的にトレーニングを進めましょう。
3.仕事の重要性を強調する
仕事の重要性を感じたエピソードを紹介すると教えることの浸透度合いが違います。
4.正しいポジションを選ぶ
静かなところ、教えやすい場所などトレーニーが集中しやすい環境を作りましょう。
より詳細が知りたい方はこちらをご参照ください。
ステップ3 担当する仕事の説明
ステップ3では、トレーニーに仕事の説明をします。
仕事の説明の仕方は2つ挙げられます。
1.仕事を細分化する
仕事を細分化する理由は、
①順序よく、わかりやすく、必要なことをもれなく説明できるから。
②ポイントをはっきりさせて、協調することができるから。
③無駄がないから。
2.ひとつずつ言って聞かせ、やってみせる
仕事を細分化したらそれをひとつずつ言って聞かせ、やってみせます。
ここでのポイントは
①流れを短い言葉で説明する。
②トレーニーが理解できたことを確認する。
③重要ポイントの補足やなぜ行うのか理由を説明する。
④まずはトレーナー自身がやってみせる。
より詳細が知りたい方はこちらをご参照ください。
ステップ4 やってみる
今まではインプットが主体でしたが、いよいよトレーニー自身によるアウトプットのフェーズに入っていきます。
説明が済んだら必ずその場で実践し、体で習得してもらうようにします。
実践のポイントは次の通りです。
1.主な手順を説明してもらう
子どもも感覚で出来てしまうこともあるかと思いますが、「出来る」ことだけをターゲットとするのではなく、理路整然とアウトプットする癖をつけていきたいですね。
2.もう一度練習しながらポイントをあげてもらう
育児でも「今までやってもらったなかで大切なポイントは何かな?」や「どうやってやったの?」って聞くと良いですね。
より詳細が知りたい方はこちらをご参照ください。
ステップ5 フォローアップとフィードバック
ディズニートレーナーは教えて出来たから終わり、ではありません。
そこでこのステップ5があるのです。
具体的には
1.わからないときに質問する人を決めておく
育児では多くの場合パパやママがトレーナーなので、「わからないことがあったらパパやママにいつでも聞いてね」と一言伝えるだけで、子どもはきっと安心すると思います。
2.質問しやすい雰囲気をつくる
パパ・ママも忙しいとは思いますが、ぜひ子どもの疑問・質問・話しかけにはウェルカムの気持ちをもって接して欲しいと思います。
3.徐々に指導の仕方を変えていく
ディズニートレーナーはトレーニーが徐々に慣れてきたら、指導も減らしていきます。育児でも心地よいストレッチ目標を与えたらグンと伸びますよ!
より詳細が知りたい方はこちらをご参照ください。
ディズニー社員がお勧めするウォルト・ディズニー書籍 BEST3を発表!
ここで我々ディズニー社の社員がお勧めするウォルト・ディズニーに関する書籍をお勧め順にご紹介します。
どうしてこのようなトレーナープログラムが出来たのか、ウォルト・ディズニーのフィロソフィーの源泉とは?など知ってて損はないものばかりなので是非読んでみてくださいね。
お勧め順位 第1位
ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯
お勧めポイント:ウォルト・ディズニーの波乱万丈な一代記。失敗の連続から成功を収めるまで、すべてがここにあります。純粋な成功者ではないからこそ、様々な視点を養い、それを満たすためにディズニーフィロソフィーが生まれたものと思います。
お勧め順位 第2位
ウォルト・ディズニーの言葉 ~今、我々は夢がかなえられる世界に生きている~
お勧めポイント:我々ディズニー社社員もバイブルのように読んでいる本です。いわゆる名言集です。その言葉は仕事だけではなく、日々の生活や育児にも活かすことが出来ます。人を喜ばせる、人の心を動かす言葉はどのようにして生まれたのか。是非ご覧ください。
お勧め順位 第3位
角川まんが学習シリーズ まんが人物伝 ウォルト・ディズニー 夢と魔法の王国をつくった男
お勧めポイント:説明不要のまんがで読む伝記です。お子さまと一緒に読めるものとして第3位としました。我が子も持っています!
今回のまとめ
ディズニートレーナープログラムを通じて、ディズニー教育に触れ、それを育児に転用していこう!という記事でしたがいかがでしたでしょうか。
この記事が皆様の育児に少しでもお役に立てれば幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
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