【休日】77万年前の地層「チバニアン」見学!学びと体験の南房総へ日帰り旅行!

体験

グッデイ!ディズニーパパの教育系ブログへようこそ。

今回は家族で南房総へ日帰り旅行に行った記事です。

魚釣りを体験したり、チバニアンを見学したりとても学びのある旅となりました。

皆様のお出掛けの参考になれば嬉しいです。

それでは早速いってみましょう。

お出掛けのブレスト

今回の旅の目的は子どもたちからのリクエスト。

子どもたち
子どもたち

魚釣りやりたい!!

この発言からでした。

いきなり海釣りは難しいしなぁ…と思った時に「釣堀」なら良いのでは?と思いつきました。

ということで調べた結果、

千葉県は大多喜町の「養老渓谷釣堀センター」がいいなぁ、となりました。

ここですね。

出典:釣堀・飲食 | 養老渓谷釣堀センター | 千葉県夷隅郡 (tsuribori-center.com)

少し行ったところにずっと行きたかった「チバニアン」もあります。

興味深い神社仏閣もあります。

ブレストの結果、南房総に行くことに決定しました!

立國寺出世観音

さて、まず訪れたのは千葉県大多喜町です。

ここに釣堀があります。

釣堀に行く前に周辺を散歩しよう、ということで歩いていると気になるものを見つけました。

立派な朱色の橋です。

出世観音の看板もあります。

行ってみましょう!

看板を良く見ると「源頼朝公ゆかり」との記載がありますね。

興味深いです。

まだ朝早い段階ですが、参拝客もいます。

先に進んでみます。

結構険しい道を歩くこと5分程度。

見えてきました。

のぼりの数がすごいですね。

養老山立國寺とあります。

自然豊かな地にありますが、多くの参拝客が訪れているようです。

我々も出世を願ってお参りしました。

出世観音の由来です。

源頼朝公がここで一心不乱に戦勝祈願した、と記載がありますね。

その結果はご存知の通り。

日本初の武家政権である鎌倉幕府を開きました。

思わぬところで歴史の勉強が出来ました。

出世観音をあとにし、歩いていると案内看板がありました。

この養老渓谷には温泉があるのですね。

ゆっくり行ってみたいです。

しかし今回の目的は釣堀です。

目的地に向かいます。

養老渓谷釣堀センター

釣堀に到着しました。

今回はマス釣りに挑戦します!

釣堀センターの看板。

これが目印です。

レトロな感じです。

受付をして料金を払い、釣り挑戦!

ここが釣堀で、魚がいるのがわかります。

御食事処が併設されており、釣った魚はここで調理してくれるそうです。

釣り道具はこんな感じです。

とても簡易なものなので初心者でも全く問題ありません。

一番乗りで来たのでお客さんは少なめ。

でもこのあと満員となっていました。

朝一から来ることをお勧めします。

釣果はというと・・・なかなか釣れませんでした。

こんなにたくさんいるのになぜ?と思いながら

エサの形状を工夫するなど考えて頑張った結果、

1時間ちょっとで7匹釣り上げました!

大満足です!

釣ったら釣った分だけ課金される仕組みなのでこの辺で打ち止めとして御食事処へ向かいます。

塩焼き4匹、フライ3匹でオーダーしました。

まずフライ。

めちゃくちゃ美味しそうです。

次に塩焼き。

ザ・塩焼きです。

フライは衣そのものに味が付いていて、とても美味しかったです。

塩焼きは見た通り抜群の塩の量であっさり、さっぱりで本当に美味しかった。

上の子は魚が少し苦手なのですが、2匹をぺろりと平らげてしまいました。

本当に美味しかったのでしょう。

大満足の釣堀初体験でした。

次に向かうはチバニアンです。

チバニアン

チバニアンをご存知でしょうか。

こちらをご参照ください。

出典:2003chibanianB2_高ol
出典:2003chibanianB2_高ol

報道でも盛んにされていたのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

チバニアンとは「第四紀中期更新世」の時代名のことで、

地球の歴史の中で最も新しい地磁気逆転の時期を指すそうです。

国際的な時代の名称に日本の地名が使われるのは初の快挙とのことです。

このように時代を表す地層は主に海などの堆積物らしいのですが、

地層が陸上で見られる場所は世界的にも極めて少ない、ということで激レアですね。

この地磁気逆転がどうして起こっているかは現時点ではわかっていないそうです。

このチバニアンの発見で少しずつ明らかになっていくのでしょうか。

そんな世界的に見ても稀な、77万年前の地磁気逆転の地層が見れるのがこのチバニアンです。

ワクワクしますね!

ということで到着です。

菜の花がとても綺麗でした。

養老川に面しているところにあるそうなので、長靴があったほうが良いです。

というかぬかるんでいるところもあるので長靴必須です。

現地でレンタルすることも可能ですがフィッティングする時間もかかります。

我が家は長靴を持参しました。

現地ガイドの方に「長靴持参で来るのは素晴らしい」とお褒めの言葉をいただきました。

なるほど、この先がチバニアンですね。

その前に情報収集をビジターセンターでしましょう。

チバニアンガイドツアーお一人様300円とのこと。記念缶バッジ、貸長靴付きでこの値段は安いですね。

ただし時間は2タイプしかないので、タイミングが合えばとても良いと思います。

さて、ビジターセンターに足を踏み入れます。

ガシャポンがありました。

こちらが「チバニアン ゴールデンスパイク」ですね。

GSSPとは「国際境界模式層断面とポイント(Global boundary Stratotype Section and Point)」のことですね。

日本で初めて、地球上で74か所目のGSSPとして、ここチバニアンが認められたことを記念して現場のチバニアンに打ち込まれているそうです。

見るのが楽しみですね!

ビジターセンターはプレハブ小屋のような様子でしたが、そのなかは手作り溢れる空間で「何とかしてチバニアンを知ってもらいたい!」という思いが感じられました。

出典:チバニアンの施設シンポで設計の隈研吾氏語る:朝日新聞デジタル (asahi.com)

現時点の予定では2026年に建築家・隈研吾氏の設計でチバニアンガイダンス施設が建つそうです。

楽しみですね!

逆に言えば、この手作り感溢れるプレハブ小屋が見れるのもあと2、3年程度と言うことですね。

是非訪れてみてください。

さて、それではいよいよチバニアンに向かいます。

チバニアンに向かうには先ほど画像でお見せした看板に沿って歩いていくだけ。

無料で受け付け等も不要です。

ガイドツアーをご希望の方はビジターセンターで係の方にお声掛けください。

それではチバニアンに向かいます。

とりあえず舗装された道はあります。

が、周りはこんな感じで大自然です。

徐々に山の中に入っていきます。

ここまで来れば、いよいよチバニアンです。

ビジターセンターからここまで徒歩で10分くらいですかね。

河原に到着。

チバニアンはどこでしょう?

子どもたちは早速川に入っていました。

長靴なのでへっちゃらですね。

ものの1分程度で化石のようなものを見つけました(石の右下の白っぽい部分)。

いやいや、違う。

川に遊びに来たんじゃない。

チバニアンを見に来たんだ!

ここですね!

77万年前の地磁気逆転の地層「チバニアン」です。

先客がいるので他を見て回ります。

一見なんの変哲もないこの地層が地球の歴史を読み解くカギとなるとは。ロマンを感じざるを得ません。

地層の部分に穴が開いていますが、調査の跡だと現地ガイドさんに教えていただきました。

また地層が若干濡れているのがわかります。

これが重要な役割を果たしているそうです。

乾燥していたらすぐに崩れて風化してしまうところ、このように適度に濡れていることで陸上にも関わらず素晴らしい状態で地層が保存されているとのこと。

いくつもの偶然が重なってこのように我々の前に姿を見せてくれているのですね。

ゴールデンスパイク見つけました!

先ほどの階段から上がってゴールデンスパイクを良く見てみます。

これが世界的に見ても激レアな地層ですね。

77万年前、ここはどんなだったのでしょうか。

もう恐竜はいないですよね?

ということで少し調べてみました。

出典:「チバニアン」の時代、地球はどんな姿だったのか | 先端科学・研究開発 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

地球は46億歳。

これを1年間で表すと…地球が誕生したのは1月1日で、恐竜が絶滅したのは12月26日。

そしてチバニアンは12月31日とのことですね。

残念ながら恐竜がいた時代とチバニアンは少しズレているようです。

それにしても77万年前のチバニアンがとても新しく感じます。

それだけ地球は長いこと活躍してくれているのですね。

現代は我々人間が、我が物顔で地球に住んでいます。

しかし地球の歴史からしたら人間の歴史なんて秒ですね。

それなのに地球の環境を破壊しているなんて。

地球はどう思っているのでしょうか。

こういうことを子どもと話してみるのも良いですね。

デッキからの景色。

訪れているお客さんは3、4組程度。

世界的に見ても激レア!という場所なのに、思ったほどお客さんがいません。

この時期だからでしょうか。

とてもゆったりとした時間が流れます。

現地ガイドさんは2名体制でした。

声を掛けてくれてたくさん教えてくださいました。

ガイドさんから教わった、虫が這ったあとの化石(画像中央の黒い部分)。

またもや子どもが見つけた化石(画像中央の白い部分)。

自然が気持ちよく、学びがある場所でした。

いつも当たり前にあるこの自然と地球に感謝したいですね。

こういったことを世界中の方が学び、自然と地球を大切にしてほしいと感じました。

ガイダンス施設が2026年に完成するとのことですが、ふるさと納税でその環境整備に寄付ができます。

出典:[№5689-0604]【お礼の品なし・施設に芳名掲出】チバニアン見学環境の整備に寄附を – 千葉県市原市|ふるさとチョイス – ふるさと納税サイト (furusato-tax.jp)

10,000円寄付するとガイダンス施設に名前を貼りだしてくれるそうです。

私こういうの好きなので、早速寄付しました。

2026年の完成が楽しみです。

チバニアンのYouTube

チバニアンを見学した際のYouTubeをつくりました。

1分32秒の短い動画ですが、現地の雰囲気がわかるように作成しました。

是非ご覧いただきお出掛けの参考にしてみてくださいね。

笠森観音

釣堀、チバニアン、と来ましたが、もう一つ行きたいところがありました。

それが「笠森観音」です。

出典:歴史・年中行事 | 笠森観音 日本唯一の四方懸造り 坂東三十三観音札所 第三十一番札所 (kasamori-ji.or.jp)

天台宗です。

天台宗と言えば?

総本山は比叡山延暦寺です。

そこで修行したのは法然(浄土宗)、親鸞(浄土真宗)、栄西(臨済宗)、道元(曹洞宗)、日蓮(日蓮宗)です。

各宗派のトップを輩出したのがこの天台宗総本山比叡山延暦寺ですね。

詳細は以前の記事をご覧ください。

ではここ、笠森観音はどのレベルの寺院かと言えば「大本山」です。

天台宗総本山が比叡山延暦寺。

その下の大本山が東叡山寛永寺、そしてここ大悲山笠森寺です。

あの寛永寺と並ぶ大本山です!

寛永寺はいつか行きたいのですがなかなか行けず。

歴史好きならもちろんご存知だと思いますが、

寛永寺は徳川幕府によって江戸城の鬼門を守るために建立された寺院です。

そして江戸城の裏鬼門を守るのは?

増上寺です。

こちらは生活圏から近いのでたびたびお邪魔しています。

今年令和5年の初詣でもお邪魔しました。

寛永寺、増上寺ともに徳川将軍家の菩提寺です。

その寛永寺と並ぶのがここ笠森寺です。

いかにすごいかおわかりいただけましたでしょうか?

笠森寺は笠森観音と呼ばれているそうです。

ということで早速到着しました。

笠森観音の駐車場のトイレ。

モダンで綺麗でした。

多くの方に愛されている寺院なんだろうな、と想像できます。

やはり「笠森観音」という表記で案内板が出ていました。

自然林は国指定天然記念物だそうです。

山の中に吸い込まれるように入っていくのですね。

この先が笠森観音です。

歩みを進めます。

御神木レベルですが、このサイズの木々が生い茂っています。

さすが天然記念物です。

「名木 三本杉」の表記が。

正面に回ってみると、

根元が繋がっています。

1つの根元から3本の木が生えている、ということですね。

自然の神秘を感じます。

いわゆるパワースポット感をビシビシ感じます。

「霊木 子授楠」

子どもたちが早速くぐってアトラクション化していました。

子授かりにご利益があるとされる縁起の良い場所です。

山門へ歩みを進めます。

良いですね。雰囲気ありますね。

一礼して山門をくぐり、見えた景色がこれです。

なかなか見ないタイプのお寺ですよね。

それもそのはず「日本唯一の『四方懸造り』で岩の上に建っている」そうです。

こちらが笠森観音堂です。

国指定重要文化財です。

後光がさしていて神秘的な写真となりました。

お清めしてから観音堂に向かいます。

この階段を上ってから拝観料を払います。

なお、土足厳禁なのでここで靴を脱ぎます。

備え付けのビニール袋に靴を入れて持ち歩きます。

つくづく神社仏閣に来ると健康でいなければ、と思います。

ここの階段もなかなかハードでした。

見上げると立派な木彫りが。

御堂は撮影禁止でした。

「天空の回廊」と表現をしたくなる笠森観音の廊下。

ご先祖様たちもここから安寧を願っていたのでしょう。

無事に降りてこれました。

日が傾きはじめています。

少し笠森観音の周りを散策。

岩肌が見えます。

その上に観音堂があるのがよくわかります。

山門方面に戻ると鐘楼堂があります。

ここは鐘をついていいところなので行列が出来ています。

我が家も幸せを願って家族全員で鐘をつきました。

もう夕方となりましたので帰路につきます。

今回のまとめ

子どもたちの発案から釣堀、チバニアン見学、そして歴史ある寺院を巡ってきましたがいかがでしたでしょうか。

体験あり、学びありの充実した1日でした。

特にチバニアンは興奮しましたね。

ガイダンス施設が整い、世界中から多くの方が見学に来て地球の大切さを考え直す機会となってくれたら嬉しいです。

そしてこの記事が皆様のお出掛けの参考になれば幸いです。

ここまでご覧いただきありがとうございました!

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