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資産運用をしてみよう③【中級編】です。
この記事の信憑性
私は国家資格2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)、及び国家資格2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小事業主相談業務)を保有しています。
また元銀行員として企業の社長や従業員等、多くのお客様の資産運用の相談を受けてきた実績があります。
本編に入る前にまずはおさらい。
おさらい
資産運用をしてみよう①【準備編】では貯蓄と投資の違いについてお伝えしました。
投資をするならキャッシュフロー表を作成して、いくら投資に資金投下出来るか確認しよう、ということもお伝えしました。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
資産運用をしてみよう②【初級編】では実際に資産運用をするなかで「つみたてNISA」がお勧め、とお伝えしてきました。
つみたてNISAは金融庁が設計しており、それに適合した投資信託がラインナップされていること、そして私が実際に資産運用をしている運用成績も開示しました。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
子育て世代で時間にあまり余裕がない場合は、資産運用をしてみよう①【準備編】および資産運用をしてみよう②【初級編】のことが出来れば十分だと思います。
キャッシュフロー表を作成して余裕資金がわかり、適切な投資額を毎月のつみたてNISAで投下出来ればそれなりの資産形成は出来ると考えます。以前の記事で紹介した通り20年間継続的に積み立てられれば100%利益が出ると統計上出ているからです。
ここから先中級編は株の購入に話を移します。我が家のように妻名義でつみたてNISAをやり、夫名義でNISAをやりたい。NISAの枠のなかで株を買いたい、等のニーズがある方は是非読み進めてください。
株で得られる利益
資産運用目的で株を買う場合、利益を得る方法は2種類あります。
◆インカムゲイン・・・株を保有することで配当金を得ること。
◆キャピタルゲイン・・・株を売却することで得られる利益のこと。
この資産運用をしてみよう③【中級編】ではインカムゲインについて取り扱っていきます。
その理由は持っているだけで配当金がもらえるからです。
ある企業の株を持っているだけで半年に1度配当金がもらえるとしたらどうですか?
持ってるだけで良いなんて、とても簡単ですよね?
このブログを読んでくださっている方はGoogleアナリティクスユーザー属性上25~34歳の方が多いようです。まさに子育て世代です。
子育て世代の皆様は是非育児に時間を割いていただきたい。
でもお金はとても気になりますよね?
なのであまり手数を掛けない方法をご紹介しています。
改めて申し上げますが、基本的には資産運用をしてみよう①【準備編】②【初級編】で十分かと思いますが、個別株にも興味がある方へこの記事を書いています。

個別株にも興味はあるけど、株を買うってモニターとにらめっこしながら買ったり売ったりするイメージで、そんなに時間は取れません!
はい、それなのでインカムゲインを目的とした株を購入することを提案します。
株を買って配当金を得る、ということにフォーカスしていきます。
具体例:株を買って配当金を得る
高配当株で有名なのは「日本たばこ産業株式会社」です。
「ひとのときを、想う。JT」がコミュニケーションワードのようです。
素敵な動画なので時間があったらみてみてください。
日本たばこ産業株式会社の概要は次の通りです。
◆主業種:たばこ販売
◆設立:1985年4月(1949年設立の日本専売公社が前身)
◆売上高:2,324,838百万円(2021年12月期)
◆純利益:338,490百万円(2021年12月期)

JTは僕も知っているよ!よくCMもやっているよね。
大企業のイメージ。JTは高配当株で有名なの?
というか、高配当株って何??
高配当株とは?
企業は多くの場合、1年間に2回決算に伴う配当を出します。
その配当が高ければ「高配当」となります。
その高配当を出す銘柄(株)のことを「高配当株」といいます。
「高配当」かどうかは配当利回りを比べることでわかります。
配当利回りの算出方法は、
1株あたりの年間配当額÷1株の購入金額×100
で求めることが出来ます。
日本たばこ産業は高配当?他社比較
前述の日本たばこ産業の配当利回り(2022年6月29日現在)は
150円(1株あたりの年間配当額)÷2,342円(1株の購入金額)×100=6.40%
となります。
この6.40%というのが高いのか低いのか。他社と比較してみましょう。
東京証券取引所の「東証プライム市場」に上場している企業の単純平均利回りは2.22%です(2022年5月現在)。
出典はこちら↓

日本たばこ産業の6.40%という数字がいかに高いか、おわかりいただけましたでしょうか。
高配当株の定義のようなものは特段ありませんが、プライム市場の平均利回りが2%前半なので3%以上あれば高配当になるのではないでしょうか。
高配当株の魅力
日本たばこ産業は間違いなく高配当株です。
日本たばこ産業の株を買った場合、100株単位で購入できますので
2,342円×100株=234,200円で購入出来ます。
そのまま持っていれば1年間で15,000円(1株あたり150円の配当金×100株)の配当金がもらえます。
働かずして、株を持っているだけでお金が入ってくる。
まさに不労所得です。
株を買う、というとモニターとにらめっこして株の売買をしているイメージがあったかもしれませんが、高配当株の魅力はこれと決めた株を持ち続けるだけでお金が増えていくというところです。
高配当株の探し方
高配当株、と検索すればまとめ記事がたくさんありますので参照してみてください。
その記事のなかで気になった企業があれば、企業別の配当利回りもお取引している証券会社の売買画面で見れます。

私が取引しているSBI証券では画像右下の投資指標のところに「予想配当利」と書いてあるのが、今期予想の配当利回りで、「予想1株配当」と書いてあるのが1年間にもらえる予想の配当金です。下段の真ん中に「売買単位」が書いてあって100と記載があるので、この株は100株単位で売買できるとわかります。よって、予想1株配当が150円なので150円×100株で1年間で15,000円が配当金としてもらえますよ、ということです。
NISAで取引することでさらにお得に!
NISAで取引すれば配当金受領時や売却益発生時の税金が非課税になります。

NISAって、前回のつみたてNISAとは違うの??
その違いを教えて!
前回の資産運用をしてみよう②【初級編】ではつみたてNISAについて取り上げましたので混同される方もいるかもしれませんが、NISAとつみたてNISAは違います。
埼玉りそな銀行さんのサイトがわかりやすかったのでリンクを貼っておきました。

NISAの名がつくものは3つあります。
①NISA、②つみたてNISA、③ジュニアNISAです。
前回の資産運用をしてみよう②【初級編】ではつみたてNISAを、
今回の資産運用をしてみよう③【中級編】ではNISAをご紹介しています。
混同しないように上の表を良く見てみてくださいね!
1人につき、1NISA枠なので、自分自身でNISAもつみたてNISAも両方やる、といったことは出来ませんのでご注意ください。
我が家は私がNISAを、妻がつみたてNISAを、子どもたちがそれぞれジュニアNISAをやっています。
非課税枠はNISA120万円、つみたてNISA40万円、ジュニアNISA80万円×2人分で320万円分あります。
1年間で320万円投資しても非課税なんて嬉しいですよね。
高配当株の注意点
ここまで読んで、NISAで個別株を始めたい!と思っていただけた方、ありがとうございます。
しかし高配当株には注意点もあります。なぜ高配当なのか今一度考えていただきたいと思います。
配当利回りの算出方法を覚えていますか?
1株あたりの年間配当額÷1株の購入金額×100
でしたね。
年間配当額がそれほど大きくなくても、1株の購入金額(要は株価)が低かったら配当利回りは高く算出されてしまいます。
なので安易に「配当利回りは5%だからこの株を買おう!」と考えないでいただきたいと思います。
配当を出す、というのは企業として立派だと思いますが、なぜ株価が低いのか調べたうえで投資してくださいね。
株を買う場合ここを見よう!
では実際に株を買う、となった場合ここを見ていただきたい、という部分をお伝えします。
◆配当利回り(高配当株を狙うならまずここを見る)
◆株価の推移(極端に下がっていないか、下がっている要因を調べる)
◆同業他社と比較する(同じような事業をしているのに株価が低い、配当が高いは注意)
◆同業他社と比較する指標PERとPBR→PERとは株価収益率のことを指し、Price Earnings Ratioの略で、株価が1株当たり純利益(EPS:Earnings Per Share)の何倍まで買われているか、すなわち1株当たり純利益の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度です。現在の株価が企業の利益水準に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。PERの数値は、低いほうが株価は割安と判断されます。なお、1株当たり純利益は当期の予想数値を用いるのが一般的です。一方PBRとはPrice Book-value Ratioの略で、株価が1株当たり純資産(BPS:Book-value Per Share)の何倍まで買われているか、すなわち1株当たり純資産の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度です。現在の株価が企業の資産価値(解散価値)に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。PBRの数値は、低いほうが割安と判断されます。なお、PBR=1倍が株価の底値のひとつの目安(株価と資産価値が同じ)とされてきましたが、近年は長い間1倍を下回ったままの銘柄も多くなり、必ずしもPBRの1倍割れだけを底値の判断基準とすることはできなくなっています。(出典:初めてでもわかりやすい用語集|SMBC日興証券 (smbcnikko.co.jp))
◆配当年数(安定的に配当を出しているのかチェック)

高配当株に投資するなら、なぜ高配当なのか理解をした上で企業研究・業界研究をして他社比較をし、事業実績を確認することをお勧めします。
正直時間は掛かります。でも「この会社ってこんなこともしているんだ」ってわかって楽しいですよ!
私が株を買う場合していること
もちろん各指標は見ていますし、企業研究もしていますが、株を買うという時に私がしていることをは「短期・中期・長期的に未来を予測する」ということをしています。
以前記事にもしましたが、今後世界の人口は増えていって、日本の人口は減っていきます。
日本の商圏は縮小するわけだから世界で戦える企業ではないと勝てないな、世界で戦う場合この企業の強みで勝てるだろうか、とか考えます。
人口が増えるにあたり、水不足・食糧不足が懸念されるな、とか。
だったらこういう企業が強いかな、って考えていって他社比較をします。
いろんな会社を知ることが出来て、子どもにも教えてあげています。
私たちを取り巻くものは、どこかの企業の仕事で成り立っています。
日本コカ・コーラの缶コーヒーブランド「ジョージア」のCMで「世界は誰かの仕事でできている」というのがありましたね。

身近なところから未来を予測してその企業を応援する、というスタンスで株を買っています。
ちなみに私はアメリカのコカ・コーラの株も保有しています。
配当金実績公開!
我が家が投資している個別株は、
日本株14社(丸紅、三菱HCキャピタル、日本たばこ産業、ソフトバンクなど)
アメリカ株8社(プロクター&ギャンブル、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、コカ・コーラなど)
です。
個別株の総投資金額は7,179,505円
1年間の配当金額は393,621円
配当利回りは5.48%
です。
最近利益確定した株もあり、配当金額は減っていますが不労所得として年間で約40万円はありがたいですね。全額NISAおよびジュニアNISAで保有しているので非課税です。
今回のまとめ
NISA枠を使った高配当株を買うことにフォーカスした記事としましたがいかがでしょうか。
つみたてNISAで時間を味方につけてほったらかし運用、に比べたら手間は掛かる資産運用の仕方ですが、個別株には個別株の良さがあります。
まず自分の資金を投じるわけですから、本気で企業研究しますよね。これは将来子どもの就職先等でもアドバイスが出来るなど役に立つと思います。
そして株を持ったらその企業のオーナーになります。夏で暑い時に飲みたくなるのはオーナーを務めるコカ・コーラ社の「アクエリアス」となります。
そして冷やしぶっかけうどんが食べたいな、と思ったら日本たばこ産業の子会社である「テーブルマーク」の冷凍さぬきうどんを頂きます。
そして子どもは将棋大会にも参加します。藤井聡太さんも参加した大会です。
最近丸紅は決算のたびに丸紅ギャラリーの無料招待券を送ってきてくれるので、嬉しいです。

是非楽しみながら資産運用してみてくださいね!
ここまでご覧いただきありがとうございました!
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