グッデイ!ディズニーパパの教育系ブログへようこそ。
今回は実際に資産運用をしてみよう、をテーマに進めていきます。
この記事の信憑性
私は国家資格2級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談業務)、及び国家資格2級ファイナンシャル・プランニング技能士(中小事業主相談業務)を保有しています。
また元銀行員として企業の社長や従業員等、多くのお客様の資産運用の相談を受けてきた実績があります。
資産運用はこれが正解、というものはありません。
なぜなら人それぞれ嗜好が違うからです。
そして資産運用の世界に「絶対に儲かりますよ」っていうのもありません。

それなので何回かパートを分けて記事にすることにしました。
ご自身の嗜好に合わせてご覧ください。
今回は準備編です。
ちなみに資産運用の具体的な記事は
①「お金を貯めたい」パーキンソンの法則からまずは支出を減らしていこうという記事。
②「収入を増やすのと支出を減らすのはどっちが簡単?」収入を増やすのは自分以外の人との関わりが重要、支出を減らすのは自分一人で完結するから支出を減らす方が簡単、という記事。
この2つがあります。いずれも支出コントロールの話をしました。是非記事をご覧頂き、まずは支出コントロールを実践することをお勧めします。なぜなら知識のインプットは必要なく、すぐ出来るからです。即効性があります。記事リンクを貼っておきます。
資産運用とは?

待ってました、資産運用の回!支出コントロールはばっちりやってます。
でも資産運用って具体的に何をするの??
ざっくりですが、次のとおりです。
資産運用とは、自分の持っているお金(資産)を
出典:資産運用とは?|投資の時間|日本証券業協会 (jsda.or.jp)
預貯金や投資に配分(運用)することで効率的にふやしていくことをいいます。

なるほど、自分の持っているお金を起点に投資をしていく、ということなんだね!
自分の持っているお金の範囲が多ければ多い程投資に回せるということか。
その通りです。
早く投資に向かうにはまずはお金を貯めること。そのために必要なのは支出をコントロールすること、と以前の記事でもお伝えしました。
給料が上がらなくて投資なんて無理…ボーナス無いから投資なんて無理…は投資をやらない理由にはなりません。他責思考ではいけません。人が動くのを待っていたらいつまで経っても投資は出来ません。まずは自分で支出コントロールをしてお金を貯めましょう。
だから一番最初に支出コントロールを記事にしたのです。まだご覧になっていない方は是非ご覧ください。リンクは上部にあります。
大事なことなので、もう一回言います。
支出コントロールをまずは実践してください。投資はそれからです。
投資の目安

支出コントロールをしてある程度お金も貯まったよ。
でもどれくらい投資したら良いんだろう?
投資の目安も人それぞれ。
100万円預金があるから投資余力は100万円です、とは言い切れません。
100万円のうち使う予定は?と質問したら、「来月のクレジットカードの引落しは20万円あって、2か月後に車検で30万円で、3か月後にハワイ旅行に行って50万円使います」
だったら3か月後にはこの預金は無くなるということですよね。
支出コントロールをすることによって、自分自身の投資余力がわかります。
資産運用は毎月どれくらい支出があるのだろう?と自分との対話から始まります。
50万円くらいだったら仮になくなったとしても大丈夫だな、という余裕資金で投資をしましょう。
繰り返しますが、投資は余裕資金で。その余裕資金の定義は「仮になくなったとしても大丈夫」かどうかです。
出来ればキャッシュフロー表を作成することをお勧めします。
キャッシュフロー表

え!何?キャッシュフロー表って。
資産運用の話してよ!
すみません、もう少しお付き合いください。資産運用を有意義なものにするのに準備は大切ですよ。
キャッシュフロー表とはその名の通りお金(キャッシュ)の流れ(フロー)の表のことです。
銀行の預金通帳をみてください。
「お支払い金額」と「お預り金額」の欄がありますよね。※銀行によって文言は違います。
どちらの項目が多いですか?
多くの方は「お支払金額」の項目のほうが多いと思います。
例えば水道代、電気代、住宅ローン返済、クレジットカード利用代、塾の月謝、学校給食費など人によって様々かと思います。
支出のコントロールではそこを減らそう、と言っているので支出のコントロールが出来ています!という方はそこは頭に入っているはずです。
次に「お預り金額」の項目をみてください。おそらく給料や児童手当、利息などだけで、「お支払い金額」よりも項目は少ないと思います。
これを毎月別に書き出して1年間のお金の流れを表にしてみましょう。
1月始まりでも4月始まりでも大丈夫です。私は子どもがいるので進級と同時に支出額も変わるので4月始まりで作成しています。

なるほど、1年間のお金の流れを未来予測するということか!
これでどれくらいお金が貯まるのかわかるね。
その通りです。まずは短期間の1年間のキャッシュフロー表を作ってみてください。
次にそれを向こう5年程度作ってみてください。
5年間のなかで車の買い替えはありませんか?
海外旅行の予定はありませんか?
持ち家であれば大規模修繕の予定はありませんか?
短期間の支出コントロールでは見えてこなかった支出が見えてきたかと思います。
その支出の手当はどうしますか?
給料等の収入で賄えそうですか?
銀行から借り入れしますか?
短期の余裕資金だけではなく、長期で見ることでその余裕資金をどれだけ運用出来るかわかると思います。
どうですか?
資産運用ってそんなに楽ではないです。
良く広告で「楽して稼げる資産運用」って言ってますが、じゃあいくら自分が資産運用出来るんだって考えてみて頂きたいです。
まずは自分自身との対話です。
貯蓄vs.投資

5年もキャッシュフロー表作るなんて無理!
いくら投資出来るかわからないから預金でいいかな。
元本保証だし。
それも良い考えです。
資産運用に関する嗜好は人それぞれ、と冒頭でお伝えした通り、ご自身に合った資産運用をして欲しいと思います。
世の中の流れは「貯蓄から投資へ」ですが、今一度なぜその流れなのか理解した上で次のステップに行きましょう。
貯蓄のメリットとデメリット
貯蓄とはお金を貯めることを指します。
銀行預金やご自宅で保管している所謂タンス預金などがそれにあたります。
もっとも分かりやすく、もっとも管理しやすい手法です。
以前の記事でも書きましたが、貯蓄とは収入と支出の差額です。
50万円月収があって生活費や教育費が月40万円であればその差額である10万円がその月の貯蓄となります。
めちゃくちゃ分かりやすいです。
それで良い気がします。貯蓄でいいじゃん。色んな勉強して投資なんて面倒。
でも世の中の流れは「貯蓄から投資へ」なんですね。こんなに楽ちんな貯蓄をしないなんて!それはなぜでしょうか?
貯蓄のメリットとデメリットをシンプルにまとめると次の通りです。
【メリット】管理が簡単
【デメリット】価値が減る可能性がある
順にみていきましょう。まずはメリットから。
貯蓄のメリットは「管理が簡単」でしたよね。
これは皆様が想像する通り、資産運用に比べれば特に勉強する必要もなく、証券口座を開設する必要もなく、給料が銀行口座に入ってきて、公共料金やクレジットカードの引き落としがあって残ったのが貯蓄だからです。貯蓄が10万円になった、来月は20万円になるかなーなんて思ったり、とてもシンプルです。
では、デメリットは?
貯蓄のデメリットは「価値が減る可能性がある」でしたよね。

いやいや、僕の預金が100万円なのに、明日には90万円になるってこと?
そんな投資みたいなことあるわけないじゃん!
そんなに急激に価値が減ることはあまりないかもしれませんが、これに見覚えはありませんか?


あー、見たことある。
今年の春は「値上げの春」って言われてたのに、夏も値上げするんだって思ったよ。
でもこれと貯蓄と何が関係あるの?
100円で買えていたものが110円出さないと買えない、となったらどう思いますか?
お金の価値は数字なので分かりやすいですが、商品にも価格があります。
100円は100円で価値は一緒ですが、カップラーメンが100円から110円に値上げされたらどうですか?
もちろん100円では買えません。
物価に対してお金の価値が置いてけぼりとなっています。
これをインフレーションと呼びます。

貯蓄として100万円あるんだから、100万円の価値でしょ?と思うかもしれませんが、結局はお金は物やサービスと交換して初めてその役割を担います。
100万円で購入出来ていた物が100万円で購入できなくなった場合、物の価値が上がりお金の価値が下がったことになります。
そもそも物の価値が上がることを前提に話をしていますが、物の価値が上がるとは正しいことなのでしょうか?
正直将来のことはわかりません。しかしより確度の高い情報を、と考えれば世界の人口は増えていくと予測されています。

2020年の80億人弱から右肩上がりで人口が増えていく予測であることがわかります。2100年には110億人弱となることが予測されています。
人口が増えるとどうなるでしょうか?みんな食事しますよね。100円で買えていたパンが、俺もっと食べたいから110円出すから俺に優先的に売ってくれよ、ってなったら販売業者はより高い方へ売りますよね。そんな感じで人口が増えれば物の価値は上がると予想されています。
よって、物価が上がればお金の価値が置いてけぼりなのが貯蓄なので、貯蓄の価値は減ります。
結論、貯蓄だけではお金は増えずむしろ減る可能性が高いということになります。
このメリット・デメリットを知った上で、資産運用というステップにいきましょう。

お金を増やしたいからこのブログをみているのに、減ったら意味ないじゃん。
お金を増やしたいんだったらリスクを取った資産運用なんだね。
世界の人口が増えて物価が上がるのが既定路線だから世の中の流れも「貯蓄から投資へ」なんだね。
よく分かりました。
ありがとうございます。物価上昇は一つの例ですが、資産運用の必要性を理解する上で外せない項目の一つです。
日本において政府が「貯蓄から投資へ」と言うのは他にも、他国に比べたら日本の預金率が高く社会に還流していないことや、少子高齢化による年金原資の目減り、所謂「老後2000万円問題」などが挙げられます。
日本ではあなたを守り切れませんので、自分自身で資産運用してー!と言っているように取れます。
記事が長くなってしまったので具体的な資産運用のステップは次回以降ご紹介しますね!
今回のまとめ
今回は資産運用をしてみよう①【準備編】と題し記事を展開してみました。
いかがでしたでしょうか?
お金を増やしたい、じゃあ資産運用しよう!となるのは良いことです。
しかしまずはきちんと準備しましょう。
なるべく損をするリスクを減らしましょう。
株に資産を投じて「あっ、来月10万円の支払いがあった。株を売って現金化しなきゃ」ってなったらどうしますか?
株が値上がっていたらいいですが、値下がっていたらいきなり資産が目減りすることが確定してしまいます。
まずはキャッシュフローを可視化して余裕資金を投資に回す準備をしましょう。
そんなの面倒って方は貯蓄で良いと思います。
しかし貯蓄のメリットとデメリットを理解した上で選択した方がより納得性が高いと思い、敢えて記事に載せました。
この記事がお役に立ちますように。
資産運用の話も徐々にしていきますので楽しみに待っていてくださいね。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
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